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2019年06月28日
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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 今週は、東京と北海道を2往復しましたが、東京にいた時がそれほど暑くならなかったので、気温差に負けることなく、北海道に戻れました(^^; 「帝王賞」は、オメガパフュームが2つ目のビッグレースVとなりましたが、誰もが思ったことは、レーン騎手の落ち着き払ったレースぶりでしょう。1コーナーまでは速く流れましたが、2コーナーから向正面ではペースが落ち着いていたので、あまりに後ろにいて、しかも馬なりで進むレーン騎手に、「大丈夫かな?」と心配しながらレースを観ていましたが、何てことなく直線は独壇場。馬の力を信頼するって、こういうことなんだろうな…と思いながら、オメガパフュームとレーン騎手のレース振りに驚嘆しました。

 この日は「グリーンチャンネル地方競馬中継」の解説を担当していましたが、ゲスト出演されていた、川崎競馬元騎手の金子正彦さんも、レーン騎手のレース運びには「3コーナーであれだけ後ろにいたら、普通は慌てるけど、すごい騎手だね!」と驚いていました。プロの眼でも、僕らと同じような思いを持つ訳ですから、良いレースを観れたことを嬉しく思います。

 そして、27日は全国最初の2歳重賞「栄冠賞」が、門別競馬場で行われました。今年はフルゲートになりませんでしたが、「スーパーフレッシュチャレンジ1」の勝ち馬であるヨハネスボーイを始め、11頭立てで10頭がデビュー勝ちを収めているハイレベルなメンバー。豪華メンバーが揃った中、「函館2歳S」の出走権を得たのは、パイロ産駒のバブルガムダンサーでした。


(栄冠賞を制したバブルガムダンサー)

 6日に行われた「ウィナーズチャレンジ1」では、後方から流れ込んで3着でしたが、今回はスタートを決めて2番手でレースを運び、逃げるエンジェルパイロを捕まえた後、前走で先着されたヘイセイメジャーが内から鋭く追い込んだものの、凌いで勝利をもぎとりました。「栄冠賞」のレースラップは、以下の通りです。

12秒5-11秒0-12秒4-12秒5ー12秒7-13秒3=1分14秒4

「跳びが大きい馬なので、エンジンの掛かりが遅いタイプ。3コーナー過ぎて、多少不器用な面が出てエンジェルパイロから遅れそうな感じがありましたが、エンジンが掛かるとすぐに追いつき、手応え良く伸びてくれました。距離が延びた方が良いと思いますし、芝の走りも大丈夫そうな印象はあります」

と、阿部龍騎手。レース後、角川調教師にお話を伺うと、

「距離が延びた方が良いタイプだと思っているので、この後は中距離のウィナーズなり重賞を目指そうと思っていましたが、函館2歳Sの権利を取ったので、オーナーと相談して今後を決めたいと思います」

と話していました。これは個人の見解ですが、阿部龍騎手の話を聞いた時、スピード感がないのにハイラップについていき、直線も伸びた内容は、思っている以上に芝は合いそうなイメージが沸きました。昔の話になりますが、スーパークリークという馬が、芝コースで追い切りを行う時、テレビでの見た目で跳びが大きく、スピード感を全くといっていいほど感じないのに、時計はめちゃめちゃ速く、その動き通りにG1を勝ちまくっていた記憶があります。昨年のナイママの追い切りもそうですが、芝向きの馬って、ダートを走る時、スピード感を正直感じさせません。その意味でも、1200mが合うかどうかはともかく、パイロ産駒でも案外、バブルダムダンサーは芝もこなせそうな印象を受けました。今後、どのようなローテーションが組まれるか、楽しみにしたいと思います。

 それにしても、JRA上級認定(函館2歳Sの出走権が懸けられた2歳オープン戦)は、プリモジョーカー、アザワク、バブルガムダンサーとすべて角川厩舎でした。全国で最も2歳馬を勝たせる調教師と評されたこともありますが、この結果にはただただ驚くばかりです。プリモジョーカーとアザワクは、函館挑戦を表明しています。

 また、よこてんさんが書いていましたが、「栄冠賞」2着馬の後の出世は、昔から結構ありました。まだ、函館で「ラベンダー賞」から「函館2歳S」に進むローテーションだったころ、「栄冠賞」の勝ち馬より、2着馬が「函館2歳S」で好走していた流れがありました。これも不思議な縁でしょうが、今年のヘイセイメジャーにも目が離せません。そのヘイセイメジャーに騎乗した山本咲騎手は悔しそうに

「状態が良すぎて、返し馬から少しテンションが気になりました。直線で外に出せれば、前走のように伸びてくれたかもしれませんが、進路がなさそうだったので内を選択しました。よく追い込んでくれたんですが…」

と話していました。

 「栄冠賞」は単体で、1億6千万円を超える売上を誇りました。「2歳戦は売れない」とよく言われますが、全国最初の2歳重賞としてブランド化したこともあり、全国に注目されるレースの1つとなったことが、年々売上を伸ばしている要因と考えられます。データが少なくても、良質の2歳馬が揃うメンバーなら、馬券に参加して頂ける方も多くなり、売上も必然的に伸びることを証明したと言えるでしょう。この結果は、20年近くホッカイドウ競馬に携わらせて頂いている中で、本当に嬉しく思います。





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最終更新日  2019年06月28日 23時45分49秒
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