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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。
札幌の自室にて、隠遁生活(笑)を継続しております。 隠遁生活の友。 調味料! 部屋に籠もって、慣れない自炊生活。 少しでも味に変化がないと、なんかいつも同じもの食べてる感じになってしまいますので。 味や香りがあるものは、新型コロナウイルス感染時の症状である「味覚嗅覚障害」の早期発見にも繋がりますから。 お米は勿論、北海道産米。 最初に買った「ななつぼし」が終わって、いまは「おぼろづき」を頂いています。 かつてホッカイドウ競馬の中継放送を担当していたときに、あちらこちらの農業団体の告知の最終的な制作もしていました。そうとう勉強しましたよ、こういうことも。例えばトーク内容や告知文章の中に、それぞれ作っているお米にどのような特徴があるか、みたいなことも、きちんと盛り込まないといけませんから。 でも、いま反省しています。 例えばお米の話だったら… 当時、自炊とかしていなかったから、本当の意味でそれぞれのお米がどう違うか、みたいなことを理解していたわけではありませんでした。食べ比べを実践しているわけじゃありませんから。 いまは、ハッキリわかります(笑)。 「ななつぼし」の味の親しみやすさ。 「おぼろづき」の食感のユニークさ。そして食味の特別な感じ。 炊飯器は、私が会社員時代に使っていた、1995年製。 若い衆に話したところ、「その炊飯器、自分より年上だ!」だと(笑)。 いま競馬は、関係者の尽力もあり、ほぼ日程通り開催出来ています。 私も、そのおかげで全く仕事ゼロにはなっておらず、本当に有り難い限り。 売上も、巣ごもり需要とあいまって、「ものすごく」上がっているようです。 このような状況になってからの、2ヶ月ぐらい。 周囲が「何も出来ない」状況の中で、果たしてきた競馬の役割というものは、それなりの存在感があったと思います。国や地方財政に貢献する。楽しみがなくなった世の中に、楽しみを与える。 いま、少しずつ世の中が動き出してきたところで、競馬はその役割を変化させるべきだと思っています。単にレース見せて、馬券売って、という、いわば「自分自身」というところから一歩進んで、世の中の頑張りや、人々の(もしかしたら相当荒んだ)心情に、しっかりアクセスしていくということ。 競馬を見ている人々は明らかに増えているわけですから、それを世の中のために生かすということもまた、この状況で開催出来たことへの「恩返し」として、必要なことではないでしょうか。 例えば、北海道で言えば、色んな農産物がいま行き場を失い困っている。 みんなで頑張って高めてきた地域の存在感は、人々の往来がなくなりどんどん失われようとしている。 そうした様々な物事が頑張って行くために、競馬は役に立っていくべきだと思います。 競馬なら、出来るはず。 競馬はいちスポーツに留まらず、社会と密接に関わりながら発展してきたわけですから。 北海道知事の「牛乳チャレンジ」も一瞬のパフォーマンスで終わってしまいましたが…みんなが見ている競馬のオフィシャル中継放送でそれを広めてあげれば、全国に広がりますよね。そうでもしないと、知らないでしょ?北海道知事がみんなの面前で牛乳一気飲みして見せたこととか。 私はいま北海道にいるので、たまたま北海道の話をしました。 でもこれは全国同じことですよね。 そしてこういうことは、JRAでやるより、地方競馬が取り組んだほうがしっくりきます。 そういうことが出来るのも、地方競馬の重要な価値。 いま、競馬を通じてそういうことが出来ないかと思いを巡らせているのですが… 形にするのはなかなか難しいですね。 自分一人じゃ出来ませんし。主催者の理解も必要ですから。 これから、売上も徐々に厳しくなってくるでしょう。 それでも、地方競馬が存在感を保ち続けることは、十分可能だと思います。視野を少し広げれば。 面白くなってきますよ、きっと。 大分古い写真ですが…5年前 ホッカイドウ競馬で、静岡茶のプロモーションとかもやってた 懐かしい! 地方競馬って、見ている人は全国だから、全国のあらゆることの役に立てるはずなんですよね。 さて。レースの話。 明日の門別の重賞は、3歳三冠ロードの第1戦・北斗盃(H2) 昨年は、リンゾウチャネルにリンノレジェンドと、大活躍した馬が2頭出て盛り上がりました。 門別の三冠ロードは、このあと6月に北海優駿、7月に王冠賞と、短いスパンでしっかり3つ続いて行きます。三冠を取ったリンゾウチャネルが、最後の王冠賞ではもう状態面でギリギリの中、レースも本当にギリギリで勝利。門別のこの3歳馬路線こそ、本当に厳しい、そして本格的な三冠ロードであるということを、大いに知らしめたと思います。 そして、三冠ロードが終わったあとの、リンノレジェンドの全国での活躍。さらには道営記念制覇。今年も、そんな活躍馬が出るといいのですが…果たしてどうでしょうか? (明日14日の門別12R 北斗盃の出走表です 発走は20時35分) 実績は勿論、アベニンドリーム。 2着続きにピリオドを打ち、飛躍を期するレースになるのかどうか。 私は、昨年に比べるとレース振りが大分常識にかかってきた、レッドカードに注目しています。 2歳時のレッドカードは、とにかくなかなかエンジンがかからず、動き始めたら凄い脚!っていう印象の馬でした。 大分古いし、負けてしまったときの写真ですが… 昨年10月のサッポロクラシックC出走時のレッドカード いまなら、もっと巧みにレースを運べそうな気がするんですよね。 内回りが向くとはあまり思えませんが…とにかく、この馬の迫力ある脚を見たい! レースが今から楽しみですね。 これは私の担当外ですが… 明日は、園田でグランダムジャパン3歳シーズンの「のじぎく賞」が行われますね。 こちらも、凄いメンバーですよ! ステラモナーク 3月の名古屋・若草賞でのゴール前独走 続く菊水賞も、完勝 次はどうやら兵庫ダービーとのこと ならここは、あっさり勝って勢いを持続してほしいですね 遠征勢では、やはり筆頭はテーオーブルベリーなんでしょうが… こちらの方も、もう少し良くなってきませんかね… バブルガムダンサー(船橋) これも3月の名古屋・若草賞の時の写真 昨年は門別で栄冠賞を勝った馬。 徐々に復調させているまだ過程にあるというこの馬。 復活の走りを早く見たいです。 ジェネラルエリア(名古屋)も、ホッカイドウ競馬出身馬 「こんどは挑戦者の立場で」とは、前走敗れたあとの川西毅調教師の話 ホッカイドウ競馬所属馬では、ルナクレア(田中淳司厩舎)が参戦します。 ルナクレアは、デビュー戦の写真が出てきました。 思い出しました。内の3番がルナクレア。 1000m戦で先行争いを制して、直線で全部振り切って勝利まであと一歩、というところで、広報からようやく伸びてきたフジノロケット(外1番、白帽にピンクの勝負服)に差されてしまったのでした。 当時、私が予想サイトに出したコメントでは、ルナクレアのデビュー前の能検の走りについてこんな風に記していました。 「直線遊びながら他馬を突き放し、精神面の成長があれば末恐ろしい馬。」 さて、3歳の春を迎え、新たな飛躍を遂げるかどうか。 楽しみなチャレンジに、ワクワクが止まりません。 明日の園田11R のじぎく賞は16時15分発走 ああ…もう園田の薄暮は、ナイター開始とともに終了なんですね。 見逃さないように気をつけないと。 こちらもお楽しみに! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月20日 10時59分52秒
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