今日は耳目社山中が担当します。
(今日の浦和競馬場)
関東地方は、今年、なかなか梅雨が明けません。スカッと夏の青空が広がることがなかなかありません。8月になれば暑い暑い時期がやってくるとは思うのですが、7月はなかなか晴れなかった関東地方でしたね。
先週火曜日(7/21)に金沢競馬場で行われた第19回金沢スプリントカップ。
実況を担当してまいりました。
久々の地元金沢勢の勝利に期待が高まりましたが、惜しくもジャーニーマンは2着。勝ったのは兵庫から参戦のナリタミニスター(吉村智洋騎手騎乗)でした。
(→結果)
2015年から6年連続、遠征勢の勝利となりました。
兵庫勢としてはは2018年のエイシンスパルタン以来の優勝。
おめでとうございます!
そして明日(7/28)は金沢競馬開催日、2週連続で重賞が行われます。
伝統の3歳交流重賞・第64回MRO金賞が明日のメインレース(11R・発走予定17:10)
枠順は→こちら
デビューから無敗で石川ダービーを制した地元金沢ハクサンアマゾネス
vs
6連勝で東海ダービーを制した笠松ニュータウンガール
このダービー馬対決は非常に楽しみですよ。
突然ですが今日は、夏休み特別企画!
我々が仕事に臨むときの準備の様子を特別に?お見せしようと思います。
実況前に毎日行う準備と言えば
勝負服の塗り絵です。
まっさらな出走表に
それぞれのジョッキーが着る服の色を塗っていきます。
(↑1日分の塗り絵)
ご存知の通り、地方競馬では騎手ごとに勝負服が決められています。
そして新馬戦と重賞では、申請すれば馬主服が着用できます。
JRA交流戦では、JRAの馬は馬主服でレースを走ります。
(浦和開催の重賞と新馬戦の馬主服一覧表)
競馬場から資料をいただいて、それを確認しながらレースごとに塗り絵を完成させていきます。
土曜日の新潟競馬1Rのように、
同じ勝負服が11頭出走!ということが地方競馬で見られることは、
可能性としてかなり低い…と言えそうでしょうかね。
(大関アナウンサーお疲れ様でした)
(↑今日の浦和競馬1Rドリームチャレンジの塗り絵)
このように塗ったものを
レースごとに小さく折りたたんで、
右手に双眼鏡、左手に塗り絵を持って実況を行います。
レースが終わると、結果を書き込んで
次のレースのことを考え始めます。
南関東と金沢では2人で弊社のアナウンサーが交代で実況を務めていますので、
前半担当なら1~6R。
後半担当なら7~12Rを実況しています。
そして、
重賞の時に実況、または勝利騎手インタビューを担当するときは、
出走馬の資料を作成することもあります。
(↑6月の実況やインタビューを担当した重賞の出走馬資料)
こちらを基に、ゴール後の勝ち馬紹介や、インタビューの際の質問を考えます。
ただ資料を読むだけでもダメなので、そこが難しいところです。
また資料や喋るフレーズを用意しておいても、限られた時間の中で話せないこともあります。
調べておいたものの、作っておいたフレーズのどの部分を披露するか使用するかが、アナウンサー自身に委ねられている部分で、そこが一番の見せどころと言えるでしょうか。
明日も、明後日も、競馬のある日はこのように頑張っております。
南関東競馬、明日からは大井開催が土曜日(8/1)まで行われます。
いよいよ8月、夏競馬ですよー!
スタンド建て替え工事の準備に入っている船橋競馬場。
伺うたびに違った景色に出会えそうです。
新しい景色に、ドキドキワクワク。思い出に、ちょっぴりしんみり…。