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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。
21日は、「千葉サラブレッドセール」が12時からスタートしていました。欠場馬は7頭いましたが、元々の上場番号である1番から59番を10頭ずつ区切り、第1組から第6組に分け、第1組が午後6時半締め切り、その後は30分後毎にプラス1組ずつが締め切られるシステムで行われました。 「JRAブリーズアップセール」と「トレーニングセール」は、場内とオンラインを活用したハイブリッド方式でしたが、「千葉サラブレッドセール」は昨年の「九州1歳市場」の方式で、入札方式が採用されました。僕らのような外野でも、入札状況が確認できました。 52頭が上場され、50頭が当日の落札となりました。主取になった馬は、22日12時から午後6時までの時間、改めて再上場の形でオークションが行われます。 セール当日の結果は、売却総額は13億7570万円(金額は税別、税込は15億1327万円)で、2015年の12億4260万円を上回りました。すでにこの段階で、市場レコードを更新しています。また、売却率は96.15%で、こちらも一昨年の93.3%を超え、現状でもレコードを更新しています。 最高価格は、上場馬で唯一のディープインパクト産駒だった、プレミアステップスの19(牡)の4億7010万円(税別、税込は5億1711万円)で、藤田晋氏が落札しました。写真は、社台ファームから提供頂いております。 ![]() (最高価格となったプレミアステップスの19、父ディープインパクト) これまで、「千葉サラブレッドセール」の最高価格は、ディープインパクト産駒で、エイシンフラッシュの半弟という超良血のムーンレディの13(牡)が記録した、1億9000万円(税別)でした。 ![]() (ムーンレディの13、父ディープインパクト) 希少価値が高まってきたディープインパクト産駒で、しかもトレーニングセールという、即戦力が期待されるセールで、牧場坂路での直前追い切りで2F21秒6-1F11秒2の1番時計をマークしたことが、リザーブ7000万円から早い段階で1億5千万円を超えており、午後8時締切が近づくにつれて競り合いがヒートアップしていた印象を受けます。締め切り直前から、ワンビット入ると3分延長される仕組みだったので、どんどん時間が延び、最終的に午後8時21分に入札が終了しました。 4億円を超えるとは、想像を超えるものがありましたが、血統背景はもちろん、トレーニングセールらしく時計が速い馬が高くなる状況から、すべてが噛み合った最高価格だったと感じます。「千葉サラブレッドセール」取引馬の代表馬は、ダート王者であるオメガパフュームを始め、多くの重賞活躍馬を送り出しています。個人的には、レッドアゲートの19(牡、父ドレフォン)や、レッドリップスの19(牡、父ハービンジャー)にも注目していましたが、このセールから中央、地方での活躍を期待したいと思います。プレミアステップスの19の歩き、そして1番時計をマークした時の調教動画は、YouTubeでアップされていますので、こちらで動きを見ることができます。 また、再上場となるシーディザーブスの19と、シャドウストリームの19の映像も確認できます。個体情報などの確認は、このサイトを見て頂ければと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月22日 00時58分02秒
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