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2021年09月10日
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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。

 JRA北海道シリーズが終わりました。函館は、土曜日だと指定席が空いているケースはあったので、何度か行くことができましたが、札幌は抽選すら通らず、結局、今年も札幌競馬場でライブ観戦を楽しむことはできませんでした。札幌に住んでいながら、地元の競馬を楽しむことができない…。同じような思いをされている方も多いと思われますが、何とも歯がゆい感じです。

 とはいえ、今年の夏も、ホッカイドウ競馬から多くの馬がJRAに挑戦しました。特に、札幌開催なら輸送距離が短く、遠征しやすい状況ですが、フジノロケットが2度の遠征で、ともに3着だったのが最高着順。「コスモス賞」に唯一参戦したウンは、接戦の4着。そして、長距離戦の1勝クラスで、オタクインパクトが見せ場十分の4着。ハッピーホンコンが直線で鋭く追い込んで、5着2回と健闘しました。JRA挑戦で、掲示板に入ることは大変な状況である中で、地方馬として数多く参戦し、頑張ったと思います。

 JRA北海道シリーズが終われば、いよいよ「JBC2歳優駿」「道営スプリント」「道営記念」と、ラストウィークの大一番に向け、重要なレースが続いていくシーズンとなります。9日は、「道営記念」と同じ舞台で行われる「第7回旭岳賞」が行われました。

 今週は、雨の影響で7日と8日が重、9日は不良で行われました。時計勝負のレースが多かった割に、内を避けて走る騎手が多かった印象でした。8頭と少頭数ながら、「道営記念」を制したことがある実績馬が3頭、新興勢力のサンビュートとリコーワルサー、「星雲賞」で重賞ウィナーの仲間入りを果たしたクラキングスなど、豪華メンバーが揃いました。

 レースは、リンノレジェンドが予想通り先行していきましたが、スタートが少し遅れ気味だったことに加え、ピラミッドムーンが突っついてくる展開となり、ペースを落とすことができない逃げとなりました。個人的に採ったレースラップは、

12秒3-11秒5-11秒9-12秒3-12秒5=前半3F35秒7-5F60秒5

と、4F目で本当はもう少しラップを落としたかったと思いますが、被されることが許されない状況から、先行勢には厳しいラップとなりました。5F通過時点で、逃げるリンノレジェンドから、離れた4番手をポツンと追走していたサンビュートまでの差は1秒6。そのサンビュートから0秒3差でクインズサターンが追走していました。その後のラップをゴールまで記すと

12秒8-13秒2-12秒8-12秒8-13秒1=上がり3F38秒7

と、3番手にいたリコーワルサーが馬なりでリンノレジェンドを交わし、サンビュートはクインズサターンより先に仕掛けて外に出させないよう…という意図もあったと思います。クインズサターンが遅れて追いかけましたが、4コーナーで3頭がズラーっと並び、直線の攻防は非常に見応えありました。叩き合いを制したのはクインズサターン。昨年の「道営記念」馬が、意地を見せた勝利でした。






(写真提供:3枚とも山中博喜氏)

 勝利インタビューは、​落合玄太騎手​、​安田武広調教師​それぞれ、​ホッカイドウ競馬YouTubeチャンネル​でリンクされたものをご覧下さい。

 インタビュー後、改めて安田師と話をしましたが、

「本来は、ひと叩きして旭岳賞というローテーションを考えていましたが、マーキュリーカップの時の馬場が特殊で、レースの疲労を取るのに思った以上に時間を要しました。ただ、玄太が付きっ切りで調教にも乗ってくれていたし、状態に関しては自信を持って送り出せました。1週間ほど体調を見て、瑞穂賞を叩くか、ぶっつけで道営記念に向かうかを判断したいと思います」

と、前走後のケアが大変だったとのこと。遠征、JRA勢との戦いはもちろんですが、外を回らざるを得ない馬場で、時計がかなり遅かったレースになったことが、疲労の蓄積が今まで以上にあったということでしょう。ただ、レベルの高いレースを経験した後は、地元で大いに強さを発揮することは往々にしてあります。勢いのあるサンビュートとの追い比べを制し、王者の貫禄を見せた訳ですが、本番ではサンビュートもこのまま引き下がらないでしょう。前哨戦らしく、負けたことから得るものも大きかったと思いますし、大一番での仕上げは凄みがある堂山厩舎、そして五十嵐騎手です。サンビュートは、「道営記念」直行で調整されるそうです。

 太田さんも書かれていましたが、先週4日、林和弘調教師が亡くなられたと聞き、大変ショックでした。色んなことが思い出されますが、その中で少しだけですが、今週の​スポーツ報知​の​コラム​で書かせて頂きました。気さくで、笑顔しか思い出せないというのが正直なところです。7日に、最後のお別れをしましたが、お顔を見た時に涙が出てきました。色々とありがとうございました。


(2021年北海優駿)


(2020年JBC2歳優駿)


(2019年ダービーグランプリ)


(2018年栄冠賞)





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最終更新日  2021年09月10日 22時03分08秒
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