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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。
今週も、名古屋競馬場からのリポートから。 いままさに、ダービーシリーズたけなわ。 昨日は、東海ダービーの取材に出かけてきました。 前の晩に嵐が通り過ぎていった東海地方。 夜が明けたら、こんな青い空白い雲の、いいお天気になりました。 競馬場がある弥富はすぐそこがもう海。 だから、名古屋の都心とはまた違う、こんな空が見られるのかも知れません。 先週の稿でも、同じように競馬場の空の写真をお見せしました。 その時よりも、空の青の色が濃くなって、夏が近づいてきた感じ。 これからどんどん、季節が進んでいくのでしょうね。 暑くなるよね…きっとこれから。 朝一番。活躍をアピールしてくる人あり。 マスクで顔がよく見えませんが… 丸山真一騎手 まもなく32歳。 前開催の笠松で、自身なりに調子が良かったみたい。 自己PRだけだったら、すぐには取り上げないのですが… アピール通り、この日なんと2連勝! 7R モズキゾクで差し切り勝ち 8R 11番人気のメリスで、抜け出し快勝! たまたまかも知れないけれど… 自分で調子がいい、って思ってて、結果も出るのは、本人が何かを感じることが出来ているとき。勝って上がって来て、この笑顔が出るわけですから。 競馬の場合は、騎手のプレーだけではなくて、乗る馬の能力もあるし、勿論相手もあること。それでも手応えを感じられるということは、自分の感覚とプレーと、そして結果までかみ合っていると言うことなのかも知れません。 ……って書いている間にも、今日も穴出してる(汗) もっと早く書けば良かったか。 この開催、まだ金曜日までレースあるので、引き続き注目してみると面白いかも知れませんよ。 さて、ここでちょっと休憩。 新コーナー(?) 今週の「キッチンカー」 一旦名古屋を離れて、先週木曜日、北海道スプリントカップの門別競馬場で行き会ったキッチンカーをご紹介しましょう。 FOOD432 迷彩色のキッチンカーが異彩を放っていますが…… メニューは、おいしいウィンナーを使ったホットドッグ。 手軽に食べられるものは、競馬観戦のお供にはやはりうれしい。 「超おすすめ」という、ポークチーズサンドを注文してみました。 新鮮素材を使って、勿論手作り。 そして…このスペシャルメニューは、パンがなんとバター感溢れるデニッシュです。 大きいので、このような箱に入れてテイクアウトも出来ます。 見て下さいよ。 このソーセージのプリプリ感 そして炙って少し焦げ目がついて溶けたチーズ かなりうまいです。食べ応えも勿論あり。 このお店、安平の道の駅などにも出ているそうなのですが… この日なかった「麺」っていうメニューがあるようです。 次回は是非「麺」も出して欲しい!! FOOD432のインスタグラムは @food_handmade432 まで。 さて、話を昨日の名古屋競馬場に戻して。 先日、地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップで優勝を果たした岡部誠騎手の「壮行会」のイベントが行われました。何の壮行会かと言えば、まだ大分早いですが8月・札幌のワールドオールスタージョッキーズ。 インタビューの最後に…… 「優勝して帰ってきます!!」 この一言に、大いに盛り上がりました。 まだ3ヶ月近く先の話ではありますが… また直前に、出場が近づいてきたところで「抱負」的な話を聞いてみたいと思っています。 メインレースの東海ダービー(SP1)。 コースは、1冠目の駿蹄賞と同じ2000m。2コーナー出口からトラックを1周半するコースです。 1周目のゴール板前 前を固めたのは、レイジーウォリアーとパピタ。そしてヒメコマチ。 その直後好位に、駿蹄賞を勝ったタニノタビト(11番桃帽) 更にその直後に、雪辱を期する笠松のイイネイイネイイネ(12番桃帽) 注目の2頭は、いずれも駿蹄賞の時より積極的な運び 前にいて、先に前へ攻め込んでいったタニノタビトに対して…… イイネイイネイイネは、たぶん、ほんの一瞬淀んだのかな… この2頭の間が少しだけ間が開いて、最後の直線 それでも、外を回してイイネイイネイイネ(一番外)が差してくる。 最後は、先に抜け出したタニノタビトとの攻防戦 見ていて、力が入りました!! アタマ差 でした。 競馬30年以上見てきて、こんなに「大きく」見えたアタマ差はなかったな、たぶん。 ダービーですから。 先に、敗れたイイネイイネイイネ。 渡邊竜也騎手、この表情。 2着の枠場に入る前に、このようにゴールの方をじっと見つめていました。 後の取材での話。 「状態は、最高でした。悔しい……。(力を出し切ったのでは、の問いに)でも…ダービー、ですから。」 勝たなければ…の言葉は、飲み込んでいたかな。 ここから先は……彼自身の姿をこれから見ていく中で、私たちにもじんわりと伝わってくることなんだと思います。 岡部誠騎手の勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 管理する角田輝也調教師の話 「周囲が言うほど、こちらの実力が抜けているとは感じていませんでした。駿蹄賞の後このダービーまでを綿密に計算した過程、そして追い切り。ここまで馬と正面から向き合ってきて、今日のレースに臨むことが出来た結果だと思います。」 馬と正面から向き合う。 この一言が、心の深いところに刻まれました。 カモメも、上空からレースを見守っていました。 いよいよ、夏本番に入っていきますね。 夏場も、名古屋からアツい戦いをお伝えしていきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月08日 15時09分51秒
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