金曜日は、古谷が担当します。

　母校の専大松戸が、センバツ高校野球で２勝。29日に準々決勝が行われましたが、序盤のミスが響いて広陵に２対９の大敗でした。それでも、元気をもらった後輩たちには感謝です。夏の大会で再び、甲子園の地を踏めるよう応援しています



　さて、25日の中山競馬場で、浦和のヒーローコールが「伏竜Ｓ」に参戦。ＪＲＡオープンの速い流れに、序盤は戸惑いもあったと思いますが、長く良い脚を使って３着に健闘しました。南関東所属馬だと、１月から「ニューイヤーＣ」、２月は「雲取賞」、３月に「京浜盃」とクラシックの前哨戦が組まれています。その点で、ＪＲＡに参戦することは多くありませんが、オーナーの山口裕介さんはかつて、インサイドザパークで「ヒヤシンスＳ」に挑戦し、その時の結果は奮わなかったものの、その経験が活きた形で「東京ダービー」を制すに至った実績があります。山口さんの所有馬には、同世代にポリゴンウェイヴとサベージがいます。その２頭を「京浜盃」に出走させることで、「全日本２歳優駿」で地方馬最先着を果たしたヒーローコールに、再びＪＲＡの厳しい経験をさせ、南関東クラシックでその経験を活かすことを考えていました。来年から南関東クラシックに、ＪＲＡ所属馬が出走できることを鑑み、自分の中で物差しを測る上で、様々な体験をすることにより、育成牧場も行っていることから、次の世代の育成につなげる方針です。南関東の中に留まることのない挑戦は、必ずや現２歳世代やそれ以降の世代にもつながるはずです。


（「伏竜Ｓ」に参戦したヒーローコールのパドック）

　このブログで何度も書いていますが、最初から諦めムードは絶対に良くない。確かに、ＪＲＡ勢は強力ですし、「伏竜Ｓ」の結果を見ても、地方所属馬の世代No.１の実績馬であるヒーローコールが、オープン特別で３着という状況では…と思うかもしれません。しかし、地の利という言葉があるわけですし、敗戦の悔しさをバネに、馬は必ずや成長します。地の利を活かすことを、地方競馬の関係者はどんどん考えて行動すべきだと思っています。その上で、自分のテリトリーに限らず、強い相手にチャレンジする精神は、能力を把握する上で大切なことです。何事も、挑戦あるのみです。