金曜日は、古谷が担当します。

　今週は、４年振りに宮崎へ行きました。セリが４月25日（騎乗供覧は４月24日）に開催される「2023ＪＲＡブリーズアップセール」に上場される、宮崎育成牧場の育成馬展示会を取材するためでした。





　少し風が強い日でしたが、当日は雨予報も出ていたので、天気に恵まれて馬を見る上では最高の気候でした。宮崎育成牧場は、宮崎の街中から近く、空港からもさほど遠くない点から、行きやすい場所です。調教師だけでなく、馬主や牧場の方々も来場され、上場予定馬22頭（牡11頭、牝11頭）を真剣な眼差しでチェックされていました。上場馬には、九州産馬もいます。ヨカヨカの他に、今年の「たんぽぽ賞」を制したオバケノキンタや、21年「ひまわり賞」を制したヒノクニなどＪＲＡ所属で活躍馬を輩出する本田土寿さん生産のプリンセスゴールド2021（牝、父ケイムホーム）です。


（比較展示で登場したプリンセスゴールド2021）


（調教供覧は内。顔しか見えない状況で申し訳ありません）

　セキサンキセキ2021（牝、父リアルインパクト）の内に併せた調教供覧では、２Ｆ25秒５－１Ｆ12秒７をマークしました。直線は強い向かい風で、13ー13を意識してフットワーク重視の調教供覧だったことを考えれば、素軽い走りは観ていた方々の印象も非常に良かったと思います。本田さんも来場され、プリンセスゴールド2021の成長ぶりに感心していました。九州産馬の盛り上がりは、ＪＲＡでの活躍がやはり１番。それは、ヨカヨカで強くかんじられたと思います。プリンセスゴールド2021は、祖母がゴールデンサッシュという優秀な牝系で、奥深さを感じる点も魅力です。ＪＲＡの夏季番組も発表され、九州産馬の出走状況を色々考えることができる状況になりました。その点でも、プリンセスゴールド2021の注目度は、非常に高まるでしょう。

　ホッカイドウ競馬の開幕を前に、まだ時間に余裕がある時に宮崎へ行く機会があるのは、個人的に楽しみにしていました。コロナ禍で３年、その機会が奪われた格好でしたが、久しぶりに訪れた宮崎は、もっといて楽しみたかったなぁと感じました。今度は、佐賀競馬と絡めて福岡から来たいですね