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カテゴリ:古谷 剛彦
金曜日は、古谷が担当します。
今週は「セレクトセール2023」が10日、11日に開催されました。「セレクトセール」は2010年以降、YouTubeやニコニコ生放送のライブ配信に出演させて頂くようになりました。それ以前から取材には来ていましたが、配信での解説を担当するようになり、競りの長い時間帯でも集中力を切らさないよう努めています。年を重ね、体力もそうだし、その緊張感から家路に着くとバタンキューとなってきました。今年もすごい市場でしたが、当歳セッションではコントレイル産駒の初年度、1歳セッションはドゥラメンテのラストクロップ、そのどちらもキタサンブラックやエピファネイア産駒の注目度が高かった訳ですが、キタサンブラックはどちらも平均価格で1億円を超え、コントレイルとドゥラメンテも楽々超えました。エピファネイアは、当歳セッションで超え、シルバーステートは1歳セッションで超える…。平均価格ですよ😅とにかく凄いセリでした。 さて、今週のホッカイドウ競馬は、2歳牝馬による短距離重賞「第20回リリーカップ」が13日に行われました。今年の2歳牝馬重賞は、 リリーカップ(1000m、7月13日) ↓ フルールカップ(1200m、8月24日) ↓ フローラルカップ(1600m、9月6日) ↓ ブロッサムカップ(1700m、10月11日) ↓ エーデルワイス賞(1200m、11月1日) というスケジュールになっています。「エーデルワイス賞」の直前に、短距離重賞が設定されていないのは、「ネクストスター門別」(1200m、10月5日)があり、牡馬も合わせて地方馬のみの短距離重賞の集大成が創設されたことを受けたものです。「リリーカップ」は、昨年より2カ月早い施行となり、昨年までの「フルールカップ」が1000mだったこともあり、前倒しでの実施から距離を変更したものと推測されますが、大半の馬が強力な牡馬が出走する「栄冠賞」をスキップし、牝馬重賞に照準を合わせてきました。その中で、シャンハイボビー産駒のシシャモフレンドが、デビュー戦に続いて逃げ切り、2戦2勝で重賞初制覇となりました。 個人的に採ったレースラップは、 12秒6-11秒5-11秒7-12秒2-12秒9 前半3F35秒8、上がり3F36秒8 と、案外楽に先手を取り、折り合いのつく逃げを打てたことで上がりをきっちりまとめました。センスある走りで、今後の2歳牝馬重賞路線で、堂々主役に躍り出ました。落合玄太騎手も、シシャモフレンドには相当な能力を感じており、「エーデルワイス賞」に向けて楽しみが広がるタイトル奪取です。 落合玄太騎手、田中淳司調教師のインタビューは、ホッカイドウ競馬公式YouTubeチャンネルをご覧下さい。 来週のホッカイドウ競馬は、重賞はひと休みとなりますが、19日に「ヤングジョッキーズシリーズTR門別」が行われます。「グリーンチャンネル地方競馬中継」で、現地から電話で解説を担当しますので、ぜひご視聴頂ければと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月14日 12時28分45秒
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