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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。
先週の日曜日、9月17日、北海道・岩見沢市にある場外発売所・ハロンズ岩見沢にお邪魔してきました。 場立ち予想トークイベント ばんえい競馬のレースの競馬新聞を、このように大きなスクリーンに1つずつ映し出して、その上で集まったお客さま方とあれやこれやとやりとり。この日は、競馬新聞の無料配布も行っていたので、お客さま方も競馬新聞を広げながら、みんなで一緒に検討しました。 今この写真は、帯広3レースの予想の時の様子で、傍らではJRAのレースも行われていたのですが…… ばんえい競馬のファンの皆さんは、アツい! みなさん、JRAと「両刀遣い」で楽しまれていましたし、JRAそっちのけでばんえい競馬!っていうお客さまも少なからずおられました。 わかります? こんな感じで、お客さまとお話しながら、スクリーンに映し出された競馬新聞の上に、色々書き込めるんですよね。 みんなでワイワイと予想をした結果がこれ。 残念ながら、このレースはハズレ(汗)。 その前、1レースと2レースは、連続で当たってたんですよ(笑)。 いちおう、証拠写真をパチリ。 この日のメインレースは、岩見沢記念。 岩見沢に、確かに競馬があったことの証となるレース。 そして、みんなでそのレースを見たこの場所も、岩見沢に競馬があったことの、確かな証……。 この日はなんだか、お客さま方とご一緒に 「岩見沢には、確かに競馬がある!」 ……っていうことを、互いに確かめ合うような一日でした。 名馬・カツタローの木像 1972年度の岩見沢記念やばんえい記念などを勝ちました。 ハロンズ岩見沢館内はだいぶ整理されてしまいましたが……この木像は残されています。 かつて、確かに競馬場があった街・岩見沢に、これからも競馬はあり続ける。 そんな風に強く思える、この日の経験でした。 つづきまして。 今日は門別競馬場に出かけてきました。 (取材日:9月20日) このひとの話を聞く機会に恵まれました。 石川倭騎手 28歳 今季で11年目 現在、通算勝利数は地方競馬で950 JRAで2 今季門別での勝ち鞍は65勝で、リーディング4位 勝率は21% 2連対率41%。いつも言うのですが……石川倭を買わない時点で、半分ぐらいの馬券はすでにハズレている(苦笑)、ということになります。 今シーズンの彼。 体重調整が出来ず、騎乗停止から始まるという波乱の幕開けでした。 昨季も、体調が整わず出たり休んだりを繰り返した半年間に終始していた彼。今季は負担重量55kg以上の馬しか騎乗依頼を受けないことにし、ここまで来ました。 「引きずっては、いないですね。」 そのことに関して、いまの気持ちを聞いたところ、最初に帰ってきた言葉はこんなふう。 「思うところは勿論色々ありますけれども、いまは割り切って、この形で仕事をしています。先々のことよりも、いま目の前の競馬、目の前の1頭1頭に、しっかり乗ろうと、そんな気持ちです。」 この日の彼の話の中では「感謝」という言葉がとてもたくさん出てきました。 「このような状況でも、自分に騎乗依頼をしてくれる人たちがいます。乗せてもらって、そしてレースに勝つことでその人達に喜んでもらえる。いまはそれを強く意識して、感謝しています。」 9月20日8レース シーガーディアンで勝利 「いまはストレスがなく、気持ち的に競馬のことだけでなく色々なことを考える余裕があります。」 この日は2勝 今週からは、2歳牡馬の負担重量が基礎重量で1kg増えて55kgになったことにより、今季初めて2歳馬にも騎乗していました。騎乗を絞ることにより、減量に腐心することがなくなった彼。今季は2週目以降、休むことなくレースに出ています。 「これは騎手としてはどうなのかなと思いますが……」と断った上で、出てきた言葉はこうでした。 「いまは、騎手とか仕事というよりも、人生を楽しむことが出来ていると思います。」 最後に、当面の目標について聞いてみました。 「道営記念を勝ちたいですね。今年は狙える馬がいて、シーズンが始まる前から意識してきました。自分自身、道営記念ではこれまで2着3回なので、是非勝ちたいですね。」 シルトプレ 来週水曜日には、船橋のダートグレード競走・日本テレビ盃に出走予定です。 エルムS僅差5着と、現状の力を示したこのタイミングで、再度ダートグレード競走に挑戦。どんな戦いになるか本当に楽しみです。 メインレースは、2歳馬の重賞・サンライズカップ(1800m) JBC2歳優駿に向けての、地元馬の最終ステップレース。今年は賞金も1000万円に増額され、地元2歳馬のトップを争うレースとしての位置づけがより明確になりました。 桑村真明騎手のパッションクライが、番手から抜け出して快勝! ゴールまで残り30mぐらいのところで、一度大きな声が上がって そしてゴールと時を合わせて、それを上回る歓喜の声が高らかに上がりました。 王冠賞で3冠達成をしたときよりも、大きく喜びを表現した、桑村真明騎手 一方こちらは、2着に敗れたブラックバトラー 勝ち馬の直後から、満を持して仕掛けられた最後の直線。 前走・ブリーダーズゴールドジュニアカップの時のような、末脚発揮とはなりませんでした。 「前走よりカリカリしたところがなくて、何だか落ち着いていましたね。勝負所から勝ち馬の外に出して行きましたが、ずっとフワフワした感じでした。」 ……と、騎乗した阿部龍騎手のレース後の話。 まだ今回が3戦目ですから……まだまだ馬も憶えていかなければならないことがたくさんあるのでしょう。 気がつけば、そのブリーダーズゴールドカップに続き、角川厩舎所属の桑村・阿部でワンツー。 どちらのレースも角川厩舎の馬は出ていないのですが、例年有力2歳馬を育ててきたふたりの経験が、今年はこのように騎手としての存在感を示すことにつながっています。 「(表彰式に立って)騎手時代を思い出していましたよ」 そう話した山口竜一調教師(写真左から二人目)。 調教師としては、門別での重賞初制覇となりました。 明日からは、名古屋に行ってきます。 明日21日木曜日は、ヤングジョッキーズトライアルラウンド名古屋 そして22日金曜日には、3歳馬の重賞・秋の鞍(1500m)。 園田・楠賞の指定レースとなっている秋の鞍には、地元勢、遠征勢ともに、豪華なメンバーが揃いましたよ!お楽しみに!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年09月21日 05時34分44秒
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