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人の行く 裏に道あり 花の山

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今日は、憲法記念日ですね。

憲法について考える番組も一部で見られましたので、今日ぐらい憲法のことを国民が考えられるようになっているでしょうか。

いくつかの政党においては、独自の憲法改正案を発表しているものもありますが、どうなんでしょう、実現性はあるのでしょうか。

そもそも、日本国憲法は制定以来一度も改正されていませんが、これほどの硬性憲法を改正するのは、容易ではありません。

つまり、日本国憲法第96条第1項において、「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。」と規定されてるのですが、この改正手続きの規定の硬さがネックになって、国会議員も国民も、本気で憲法改正を考えることができなくなっているという訳です。

「何が何でも憲法改正反対!改正を議論すること自体反対!」という政治勢力は、実際の所、きわめて少ないのに、国会議員に仕事をさせなかったのは、この条文のためなのですから、本気で「憲法も必要があれば改正するべきだ」と考えているなら、前文やら第9条がどうだとかいうのは後にして、この第96条の改正だけ発議すればいいでしょう。

したがって、「改正手続きの改正」さえしてこなかったのは、国会議員がまだ本気じゃないからだと言ってよいでしょう。

国民の意識は、随分先を行っているかもしれませんよ。


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Last updated  2012/05/03 05:09:28 PM
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