宮崎牛
東京の銀座のみやちくにも使われている宮崎牛 「宮崎牛」とは、黒毛和種という和牛の中で、肉の食肉検査で上位に格付けされたものだけを「宮崎牛」とよんでいます。そのため、飼養農家や各関係機関の方々が力を合わせ、おいしくて良質の「宮崎牛」を生産するため、日夜新しい技術の研究や開発に取り組んでいます。写真 :宮崎県庁ホームページより宮崎牛は「やわらかさ」「味わい」「色合い」とも素晴らしいと高い評価を得ており、アメリカや香港・シンガポールなどにも輸出されています。【宮崎県畜産試験場(高原本場)での研究の様子】●超音波測定によって、早期に肉質を判定する技術を確立しようとする研究●種雄牛を評価する技術を確立しようとする研究写真:宮崎県畜産試験場ホームページより 宮崎県では、都城市、小林市、えびの市を中心に、県内全域で肉用牛を飼育しています。 宮崎県の肉用牛飼育頭数は全国で3位です。 <肉用牛飼養頭数ベスト5>都道府県名頭数1位 2位 3位 4位 5位北海道鹿児島県宮崎県熊本県岩手県 511,300 367,300295,400147,600112,400 資料:農林水産省統計情報部「畜産統計」(平成20年2月1日現在) 私の家では、他の農家よりも早く母牛との離乳(分離)を行っています。その結果、子牛は早くから乾草を食べることで丈夫な胃をつくり将来発育の良い大きな牛に育つことと、母牛が子牛を作る能力が高まるなどの効果があります。また、健康で丈夫な牛になるように子牛の爪も出荷までに2回(通常1回)削締(※さくてい)を行うなど子牛の管理に気を付けて飼育されています。※削締・・・蹄(ひづめ)を鎌で削(けず)ったりやすりで整形すること参考:みんなで知ろう!「みやざき」の農林水産業!平成13年3月 九州農政局宮崎統計・情報センター 雌去勢1位2位3位三重県東京都佐賀県熊本県佐賀県長野県 肉用牛の飼育には三つの分野があり、繁殖牛〔子牛の生産が目的である雌牛〕、育成牛〔子牛が繁殖用・肥育用の素牛(もとうし)となるまで育てる〕、肥育牛〔牛肉の生産が目的〕に大きく分けられます。