りゅうの めの なみだ
今年、nanaの通う小学校では展覧会があります。展覧会では、立体の作品と平面の作品を作るようです。平面の作品の製作で、先生が『りゅうのめのなみだ』を読んでくださり、そのお話を聞いて子供達が一番印象に残った場面を描くようです。学校では1回しか読んで聞かせてくれなかったようなので、図書館から借りてきて、家でも何度か読んでみました。我が家では、いわさきちひろさんが描かれた絵の本でしたが、↓太田大八さんの絵の絵本もあるようです。読み聞かせであれば、年長さんくらいからでも大丈夫だと思います。このお話は、昔から山の奥に恐い竜が住んでいると言い伝えられてる村があり、子供達は見たこともないのに親から、「悪い事をすると、耳のところまで口が裂けている恐い竜が来る」と言われてきました。しかし、ある子供が竜の事を「かわいそう」だと言い出します。その子は竜に会いに山へでかけ竜に出会い優しく話かけるのです。そこで竜はこれまで人間にやさしくされた事などなく、嫌われ憎まれ続け、人間たちを恨んできましたが、子供の優しい気持ちに触れ、竜が心を開きます。この本を読んで私は、反省した事があります。よく、下の子rokuに、「rokuは、こういう事が苦手だよね。」「rokuは、こういう事に向いていないんじゃない?!」なんて言ってしまう事があります。roku自身は、もしかしたら自分で苦手だとも、向いていないとも感じていないのに、私の言葉で自分はそうなのかな?と思い込ませてしまっている部分があるのではないか?と。このお話に出てくる優しい子供に触れ、自分の普段の言動を見直す事ができました。でも、学校でこのお話を1回だけ聞いて、クラスの皆は印象に残った絵が描けているのかな~???ちょっと、心配です。