踊りの根拠
自分が気をつけていることに「踊りの根拠」ということがあります。厳密には「動きの根拠」でしょうか。それは、一つ一つの動作について、それを行ったきっかけと原因を、きちっと説明できなければいけないのでは?という考えです。たとえば「足を出す」という動作であれば、ちゃんとサポーティングレッグに体重は乗っているか、動作に無理はないか、準備はきちんとされているか、ということをチェックします。バランスを崩してしまい、足をやむなく出してしまうというのは、悪い例です。また、自分の動きを分解できないというのも、悪い例だと思います。動きに根拠があれば、スローモーションに一コマや分解写真のように、ある点からある点までの動きが分解できるはずなのです。理想は、自分の体に起こっている現象の全てを説明できることですが、それは不可能です。ですので、まずは動作を起こすきっかけ、原因、そして準備段階について、意識を集中させる必要があるのです。