danmama日記。

外はブリザードです。
父母が亡くなってから二人の意外な過去の話を聞く機会が増えました。

二人は昭和２９年１２月２２日に結婚しました。
母はダンスが趣味で娘時代は派手に遊びまくっていたそうです
男友達も多くモテまくっていたみたい。

母の父（祖父）は娘３人の一番下である母を自分の部下である父の所に嫁に行けと云ったそうです。何故なら、祖父が仲人になって紹介した女性から父が振られたそうなのです。

母は当時好きな男性がいたのですが、その人のお兄さんと母の姉が結婚することになり
兄弟での結婚を反対されたのだそうです。（後に一児をもうけ離婚しましたが）

そんな訳で父としては上司の娘を嫁に貰った訳ですから大変だったと思います。
そして高嶺の花だった母ですから後に苦しむ結果に...

母は自分が惚れて結婚するより惚れられて結婚する方が女は幸せなのよ！と言っていましたが
正に父母の結婚生活はその通りだったように思います。

父はマメで料理から洗濯、掃除、子育てまで何でもこなすのです。
母はお姫さまでした。勿論母は外で働いていましたから今なら当然の事ですが
当時としては、とても珍しかったと思います。

先日、母の友人がお参りに来てくれて聞いた話ですが結婚して１２～３年も経っていた頃
の事なのですが父が俺はこんなに厚子の事が好きなのに振り向いてくれない...って母の友人達は私が変わりたいって
結婚していても父は、そんなに焦がれる気持ちを抱き続け「心まで縛れないジレンマ」に
苦しんでいたのですね...母は、そんな父を手のひらで玩ぶ観音様の様に君臨していたのです。

父は、そんな母に焼きもちを焼いてほしくて「浮気」をするのですが母は全然焼かないのです
そして誰からも好かれる母に「嫉妬」するのです。

全く変な夫婦でしたが二人から学んだ事は沢山あります。

四十九日と初七日が重なった二人...これも「軸がしっかり嵌まった夫婦」だから？！

母は観音様で父は孫悟空だったみたいです。
その娘の私はどちらかと云うと観音様より孫悟空かも！？