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抗議デモについて
20代の頃にはデモというものは自発的なものだと思っていました。 テレビ朝日の「朝まで生テレビ」で当時、筑波大学教授の中川八洋氏がデモというものはある団体や組織が意図して組織するものだと発言していましたが当時の私には理解出来ませんでした。 20代後半から海外で生活する日々が多くなり、現在では彼の言おうとしたことが理解できます。中国の憲法では集会結社の自由や言論の自由は保障していますが、実際には政治にたいしての言論の自由はありません。ただ人民は政治とは懸け離れた場所で生活しているため、あまり多くの影響は受けておりません。 今回で中国でデモを確認したのは3回目。 1回目、NATOの中国大使館誤爆問題。 2回目、ダライラマ問題(フランスへ抗議) 3回目、尖閣列島領有問題(日本へ抗議) 世界一の国になろうとしている大国がこんな小さなことで世界から軽蔑されることをさせるのか?疑問でなりません。どう考えても学生たちがしているデモは政治主導によるものです。なぜなら学生は共産党青年団の党員です。 社会への不満のガス抜きも必要ですが、共産党の地位を脅かさない程度にして欲しいと思います。若者を焚きつけてデモをさせるのも結構ですが、中国の歴史を見れば最初は小さな集会から権力者が失脚しています。 加えて自国内でデモが暴徒化するというのは最大の被害者は自国民です。成都のヨーカ堂や日系企業にいる駐在員は数名。社員は現地人。誰が一番損をするのか?そして信用を失うのは誰か?今回の行動は20年前と国の体質がほとんど変化していないという悲しい状態を世界に暴露してしまいました。 ただし、利点としてノーベル平和賞の劉氏の話題は完全に隠しおおせたでしょう。 日本政府にたいして思うのは、言いたいことや自分の主張をしなければ、海外では通用しないということ。特に中国では日本型の儒教思想は通用しません。 例えばそれが会社の従業員に対してであれ、外国人の友人であれ自分の意見を言うことが必要。それで短期的に喧嘩別れしても仲はすぐ元に戻ります。 写真はYahooで検索したものを使用。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.19 21:43:40
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