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ヤマト運輸と言えば宅急便だ、クロネコマークが子供にも浸透しているほどポピュラーな会社。 もう何十年続いてきたか分からないほど宅急便の声が家庭に浸透している、しかし、世の中は変わった。 コロナ禍が大きな転換点とみられるが、その前から通販事業者の活況で通弊を受けていたのが彼ら宅急便。 アマゾン担当社になってからが酷かったと思う、ドライバーは常に過剰労働を強いられ、休む暇なく疲れが溜まったもの。 身体を壊して辞めて行ったベテランも多く知っている、若者が入ってきてもすぐに過剰労働に嫌気がさして辞めてしまう、そんな事態に見舞われたのだ。 結果、本部は何をしたかと言えばアマゾン脱皮、契約を見直して低価格では受け付けないとした。 他にドライバーの安全を見越して残業を減らすようにし、扱い量の削減に踏み切った。 しかし、この過程で失った顧客層も大きかっただろうと見る、適正価格と言う名目で宅急便料金を見直し上げて行く。 なかでもトピックはメール便をぞんざいにさせたこと、ついには事業譲渡したのである、日本郵政へ。 これが中小企業のヤマト離れを引き起こした、宅急便のついでにメール便を扱ってもらうから継続契約してきたが、通販事業者を含めカタログ商売、書籍商売が離れて行く。 メール便で書籍を割安で配達できていたので重宝してきたが、郵便扱いになり割高へ、しかし信用度は増した。 幸いとも言えるが、確実性、早さが確保されたこと、それに手紙なども遅れるレターパックへのシフトが起きたのだ。 クロネコゆうパックが値上がったこと、手続きが面倒なこと、レターパックと差がないこと、これで乗り換えるが続出した。 結局、利を得たのは日本郵政、まんまと彼らの罠に嵌ったのがヤマト運輸だったのだ。 仮にDM(メール)便の値段を変えずにクロネコゆうパックへ引き継いでいたらと思う、乗り換えしなかったのでは。 利用者にすればわずか100円ほど値上がっても郵便として送れるレターパックのメリットを容認した。 請求書も手紙も同封して送れる、しかも確実性に早さがある、土日配達もある、でこれで良いと。 こうなってしまうと宅急便ブランドも強みが消えるのだ、荷物だけは宅急便にするしかないが、カタログや書籍、本などはレターパックへである。 それだけ扱い量が減少するから売り上げも上がらないどころか下がるだろう、と言うことで3期連続の営業減益である。 変調はドライバー不足を招く2024年問題が追い打ち、コロナ禍が収まってリアル店舗へという流れも減少を加速したとされる。 恐らくこの状態は事業の再認識を求むだろう、宅急便のメリットは、クロネコゆうパックのメリットは、越した事業構成が良いのかどうか、経営者に突きつけられた重い課題である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.12 15:00:11
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