イングレーヴ収支確定
今月の請求明細が出て、未勝利で引退したイングレーヴの引退精算がありました。これでイングレーヴの収支が確定しました。ここでイングレーヴについて。イングレーヴは母イマーキュレイトキャットの11歳時4番目の仔で父はダノンシャンティです。イマーキュレイトキャットは競走成績は大したことありませんでしたが、牝系の祖母があのミエスクと言うことで文句なしの良血です。兄弟馬もそれなりに走っており、持込馬の一番上こそ未勝利でしたが他はみな勝ち上がっており、歳は離れているものの1つ上の兄フォルコメンはOP馬で1つ下の妹メインクーンもつい先日新馬勝ちしました。持込馬を除けば見事にこの馬だけ走らなかったわけで、ハズレをきっちり外部ともいえるキャロットに回すのは逆に大したものとも思うのですが、やはりキャロットの社台産は走らないというのを見事裏付けてくれました。血統的に面白くて人気が比較的ないから行きたくなるんですよね。今年の募集馬もそんな感じでしたが、イングレーヴのお陰でキャロットでの社台産は2度と出資しないと決めたので候補にすらしませんでした。通算成績(0-0-0-0-0-3)で掲示板は勿論、出走奨励金の出る8着以内もなく3戦全部2桁着順です。キャロットの馬で故障もなくてこの成績はあまり見ないですね。コメントだと順調に行っているように見えており、晩成って訳でもないのに何でいつまでたっても移動しないのか不思議だったのですが、デビューしてみて能力が足りないだけだと分かった時はすぐ勝ち上がりは諦めました。新馬戦にも間に合わず、明らかに芝馬なのに何故かダートデビューでしたが走った後で感じたのは芝では全くスピードが足りなかったからでしょう。でもやはりダートは合わず凡走。2戦目は芝に路線変更したので芝で一変をチョット期待したのですが、全くダメ。スタートから全て駄目でした。放牧を挟んで3戦目は1800mの芝。自分もこの馬を走らせる一番マシな条件は芝1800しかないなとは思いました。ダートは非力すぎて論外、1600以下はスピードが足りなすぎでついていけないでしょうし、2000より長いのは血統的にもスタミナがないのでこれまたダメと消去法で芝1800以外なかったんですよね。そうは言っても実践使った後の放牧の乗り込みで一変する奇跡が起きない限りは掲示板もないと思っていたので、まあ予想通りでした。これがラストランで引退です。正直ここまで弱いと引退や厩舎に関しては何の文句もないです。ただ、牧場にはこんな馬出すなと言いたいですけどね。最後に収支についてです。収支:-42,757支出:57,902 (出資額:35,000) (保険料: 1,050) (維持費等:21,852)収入:15,145 (賞金等:3,012) (引退精算:12,133)見事なマイナスです。引退精算以外の収入がほとんどないのがすごいです。まあ、多少の差はあれ未勝利馬なんてこんなもんですね。マイナス額は出資額次第です。