テーマ:徒然日記(22807)
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薫物(香道)のお稽古に通っているのですが 毎回、練香の宿題をだされます。 それを作ってお稽古で薫きます。 その材料となるのが、沈香、白檀などです。 沈香がなくなってしまったので、鎌倉のお香のお店へ行ってみました。 お店に入ると材料の香木などが置いてありますが、 粉末がありません。 念のためお店の方に聞いてみたところ、 練香用の材料は置いてありませんでした。 でも京都のお香屋さんに通販すると時間がかかるから 自分で粉末にできませんか?と聞いたところ、 粉末にするには、現在だとコーヒーミルのようなもので 砕く事ができるが、香りが混ざるので1種類に1個のミルが必要。 それはムリ(>_<) あとは、源氏物語に手作業で車のようなもので、 前後に動かす道具を使って 何千回と繰り返し砕いていたようです。 でもコツがあって、早く砕くと摩擦で温度が上がり 香りが飛ぶのでゆっくり動かすようです。 やっぱり、手作業が一番いいですよ~、 と笑いながら言われました(-"-;) 練香は平安時代からの物ですが、 江戸時代になると灰粉を混ぜるようになってきたそうです。 灰粉を混ぜると、練香に熱が均一にいき渡るので、 香りにムラがなくなるそうです。 お香には、人工の香りを入れて作られていますが 練香は自然の材料のみを使います。 なので、お香に慣れると香りの差が 解りづらいと言われるそうです。 確かに白檀を入れるとどうしてもお線香の香りに近くなるので、 私はいつもお線香だなぁ、と思ってしまいます(>_<) 早く材料を手に入れなければ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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