きのう3月25日は愛知万博まであと1年ということで、新聞やテレビでも特集が組まれていました。万博といえば私にとって忘れられない34年前の大阪万博です。その時は10歳。横浜に住んでいたので新幹線で夏休みに家族で出かけました。
大阪万博の目玉は何といっても前年にアポロ11号が持ち帰った月の石でした。その石が展示してあるアメリカ館に2時間並んで見てきましたが、とにかく見ることに意義がある、そんな感じでした。
当時はまだ今のように海外旅行が一般化していない時代(渡航者は現在の20分の1)だったので、多くの人がこの万博で初めて海外の文化に直接触れ、海外を肌で感じたのでした。
私もオーストラリア館のレストランで食事をしたのが、とてもドキドキの体験でした。確か天井からガラス越しに水が流れていて、そんな異次元空間での食事は庶民丸出しの我が家には場違いな感じがしたのをなんとなく覚えています。
今回の愛知万博は1500万人の入場を見込んでいるそうですが、大阪万博の入場者は延べ6420万人。9月4日には一日の入場者数が83万人で、会場で野宿した人が4000人もいたというから驚きです。
「愛・地球博」のメーンテーマは「自然の叡智」。目玉もロシアの永久凍土から発掘するマンモスの成獣ということで、外よりも内に目を向けようということらしい。自然とのバランスを取りながら最先端の技術をどう活かしていくのか、木を見て森を見ずにならないように、しっかりと「モリゾー」も見てきたいと思います。
byみお☆
Dome Paradise☆2004