最低限、文化的なオタク。
日本国憲法では、「最低限文化的な生活」が保障されているが(第25条)、オタクとしての最低限文化的な生活は保障されていない。この「オタクとして最低限~」の定義には異論があるだろうが、ここでは「テレビ東京がリアルタイムで見れる環境」を提唱したい(当然、他の民放も見れるものとする)。かつて(今も?)テレビ大阪では、テレビ東京のアニメ作品などはキチンとした時間帯に放送されていなかったらしいが、HDレコーダーの普及した現在では、問題にならないのではないか、と思う。 かつて、愛媛県には民放が2局しかなかった。日本テレビ系の南海放送と、フジテレビ系列のテレビ愛媛である。一時期、大分県の民放2局(TBS系の大分テレビと、日本テレビ・フジテレビ系のテレビ大分)が見れたお陰で、いささかTBS系とテレビ朝日系列も押さえているが(テレビ大分は、テレビ朝日系の番組も多かった)、見れなかった作品は少なくない。 「見たくても見れなかったテレビ番組ベスト1」は、もちろんドラえもん。30分モノは再放送もあり、ソフト化もされているが、初期の帯番組(10分モノ)は、そうはいかない。実に残念である。TVを穴が開くほど睨んだが、もちろん見る事は出来なかった。 2位はイナズマン(F)。これのライジンゴーが見たかった。それまでの等身大ヒーロー(変身ヒーロー)は、大抵バイクに乗っており(もちろん仮面ライダーの影響)、クルマと言うのは超人バロム1(マッハロッド)とロボット刑事(ジョーカー)くらい(キカイダーはサイドカー)。ライジンゴーは、空も飛ぶ事が出来る・・・それだけなら、ジョーカーも同じなのだが、ライジンゴーは「カオ」がついており、「クルマ」と言うデザインではなく、むしろ「キャラクター」である。このメカ(キャラ?)の扱いが、当時とても気になったのだ。秘密戦隊ゴレンジャーのバリブルーンは、このライジンゴーの延長にあると言って良いだろうが、一足飛びににゴレンジャーを見たので、ゴレンジャーがひどく「卑怯」に見えたものである(敵の黒十字軍には、当初、航空戦力がなかった為。もちろん、「5人のヒーロー」も「過剰防衛」に見えた)。後には、イナズマンFのハードさが気になった(ウデスパーのアタッチメントも)。 さて、第3位は宇宙刑事ギャバンです。当時、週刊少年ジャンプで「ウィングマン」が連載されており、ギャバン→シャリバンが見れない事は、大きくコンプレックスを刺激されたものでした。後年、ビデオ化された時には「こんなもんか」と思ったものです。ムリもないですね、「電撃戦隊チェンジマン」とか見た後ですから。やはり、リアルタイム(最悪数日遅れ)で見ないとダメですね。賞味期限があるのは、何も料理(生鮮食品)に限らないのです。ちなみに、主演の大葉健二氏は、今は故郷の松山にいるそうです。電車を改造したレストランを、ホテル奥道後の近くに持っていますが・・・列車の名前が「ギャバン号」、しかもギャバンの面が描かれており「大葉健二 画」。いや、ギャバン放送してないです、愛媛県(後年は、どうか知りませんが)。シャリバンは放送したのですが、あいにく装甲騎兵ボトムズの裏番組だった為、見ていません。 その他、「ゲームソフトは発売日(の前日)」に発売されますが、雑誌やコミックス(攻略本)は2日遅れです。これが「最低限文化的な生活」と言えるでしょうか?安倍晋三新総裁は、アキバでも遊説しましたので、全国のオタクにも配慮して欲しいですね(絶対ムリ)。