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カテゴリ:メタボリックシンドローム
ラクトフェリン (Lactotransferrin) は、タンパク質の一種。乳や涙、唾液等の粘膜からの分泌液に多く含まれる。ブドウ球菌や大腸菌から鉄分を奪い、菌の繁殖を抑制する効果がある。
昔から、母乳で育った子は風邪を引きにくいといわれます。母乳中のラクトフェリンが一役買っているためかもしれません。 ラクトフェリンが活性化させるのは免疫系。免疫とは体を細菌やウイルスなど外敵から守る働きです。ラクトフェリンは病気への抵抗力を高めるNK(ナチュラルキラー細胞)を活性化させるのです。 また、それだけではなくラクトフェリンは腸内の善玉菌を増やしたり、不安な気持ちを落ち着けたり、生理痛などの痛みを和らげたりと様々な働きを見せます。 善玉菌を増やす事と関係あるかもしれませんが、アレルギー症状を緩和する事も報告されています。最近花粉症のシーズンにヨーグルトや乳酸菌のサプリメントがアレルギー症状を緩和するとして話題になりました。 ラクトフェリンもアレルギー症状の緩和効果が報告されています。腸内環境の改善にラクトフェリンは一役買っているようです。乳酸菌やビフィズス菌など体に有用な菌が増えることは健康全般への好影響があるでしょう。 善玉菌と悪玉菌のバランスは腸内だけではありません。胃のピロリ菌を抑えたり、口内炎や口臭も改善するといわれています。ラクトフェリンの研究をする科学者は口内炎になるとこっそりラクトフェリンのサプリメントを患部にあて、ゆっくりととかしているといいます。 ラクトフェリンは多様な働きが報告されており、どういう仕組みなのか、まだ分かっていない点も多いようです。 そのラクトフェリンの作用の一部を述べますと貧血の予防、生理痛の緩和、骨粗しょう症の予防など女性に嬉しい報告が多いですね。ラクトフェリン服用中は生理中、鎮痛剤を服用せずに済んだ女性も多いとか。考えてみればラクトフェリンは母乳に多く含まれる成分。女性とは縁が深いのかも。 そのほか、ドライアイやドライマウスの緩和と粘膜を守るような働きもあるようです。 口内に関してはラクトフェリンにより口臭が減ったり舌苔が減ったりというデータもあります。口臭は胃や腸から来る場合もありますから、ラクトフェリンが腸内環境を整えるためかも知れません。 ラクトフェリンの作用は口内炎などは比較的即効性があるといい、免疫力アップなどは飲み続ける事で得られる効果といいます。ラクトフェリンの体内作用がそれだけ多方面にわたるということでしょう。 「ラクトフェリン」が、メタボリック症候群の一つである血中高コレステロールを改善し予防効果があることを、ライオンの研究開発本部らが世界で初めて解明しました。 お腹周りが気になる人には朗報ですね。 <提携サイト> そのダイエット、間違ってます。危ないですよ! 健康なダイエットでナイト 正しく無理しないダイエットでリバウンドなし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 7, 2007 01:41:14 PM
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