|
カテゴリ:超自己中的音楽論
1986年にこんな曲が大ヒットした
「夜霧のハウスマヌカン」by やや このジャケットをよく見てほしい 左上の方だ お気づきだろうか このキャッチコピーは看過できないね 曲を聴いてもプログレの要素が微塵も感じられない(苦笑) 先進的でも前衛的でもなくちょっと斜め上目線のムード歌謡というかソフト演歌に他ならない (余談だがこのややさん、実はこの6年前に映画『宇宙怪獣ガメラ』に元女子プロレスラーのマッハ文朱さんと共に出演している!) * * * * * * * * * * では、真のプログレッシヴ演歌とはどんなだろう、、、、 演歌における”歌詞の世界観”ならば十分プログレに通ずるものがあるとは思うがサウンド的にはかなり開きがあり無理があると思われる だがアニメ界で初期の頃からメロトロンや変拍子を多用していた冨田勲氏ならばうまく融合してくれそうだ、、、、 それを実現したのがアニメ『どろろ』(1969年)のシングル盤B面にひっそり収録された「百鬼丸の歌」である 【百鬼丸の歌 】 まぁA面の主題歌「どろろのうた」もメインテーマでは祭囃子風のおちゃらけたメロディだがBメロでは哀愁漂う”メロトロン・コーラス”をフィーチャーしたマイナー調のドプログレになっているわけで非常に画期的な主題歌であった (ちなみに冨田氏は「リボンの騎士」とかでもプログレ風な音楽を提供している) さて、このB面だ 主人公百鬼丸の呪われた運命を儚くも哀しげに歌い上げる葵公彦さんの熱唱(巻き舌がシビれる♪)のバックに流れるメロトロンの幽玄な響き、、、、これをプログレと呼ばずになんと呼ぼうか まぁ若干演歌と定義するには洋風なオーケストレーションではあるが葵さんのボーカル・スタイルは紛れもなく”演歌”そのものである いやぁ~本当に世界中のプログレ・ファンに是非聴いてもらいたい名曲である どろろ Complete BOX(期間限定生産) [DVD] 劇中には「百鬼丸の歌」は登場しない そういえば今時代劇専門チャンネルでリニューアルした「どろろ」を放送してるね 実は第1話を見逃しているのでいつかイッキ見の時の録画しようと思ってる (とか言いつつも時々観ちゃってる) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年06月14日 10時33分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[超自己中的音楽論] カテゴリの最新記事
|