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2005.08.04
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朝起きたら息苦しいばかりの暑さ。
渇水のほうは大丈夫なんだろうか?

通勤電車の中のわずかな時間や、すき間時間でやっと読み終わった本。
(読むの遅いし・・)
大西洋漂流76日間
これを読むと雨水の大切さが壮絶な体験と共に迫ってくる。
大西洋を緊急用のイカダに乗って、
実に76日間も漂流した人の話。ノンフィクションです。

海での遭難は90%以上の人が
3日以内に死んでしまうらしい。。

それがこれだけの期間、生き抜いたのは
幸運もあったのかも知れないけれど、
著者の精神が強靭だったとしか言いようがない。

漂流の後半になると、もう体中ボロボロ、
意識は朦朧、でも彼には死んだほうがマシだという考えはない。

何回も船舶を見かけながら、気づかれない。
どんなに絶望したことかと思うが、
彼からは悲壮感をあまり感じない。

食料となる魚との格闘もすごい。
雨水をためる執念で、力尽きそうになる体に鞭打って
集雨器をつくり、ゴムボートの破れを直す。。

魚の群れとはそのうち不思議と友達のような感覚になっていくが、
命を永らえるためには無情になるしかない。

魚からは食料のほかに、貴重な水も得られる。。

「海は最大の敵であると同時に、最大の友である。」
助かった著者は、これからの人生を自分が生きながらえるために
犠牲になってすべての生命を無駄にすることなく、
意義あるものしたい、と言っている。

壮絶というひと言ではくくれない、
神の領域に近づいた人の体験談です。

ushi??





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Last updated  2005.08.05 22:34:01
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