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カテゴリ:与太話
あんまりにも寒いせいで手の指が冷えきっちゃって、ノートパソコンのタッチパッドが反応しなかった今日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて。 「タモリのTOKYO坂道美学入門」を読みました。 タモさんの坂道への偏愛をひたぶるに書き綴った一冊…だと思ってたら、そんな偏ったものじゃありませんでした。 いやまぁ、そりゃ「坂を愛でる」というのは普通の人はまずやらないことで、そーいう意味では偏ってるんですけども。 坂道をその周辺の環境や「空気」込みで見ていく(この本ではそれを「江戸情緒」として括っています)タモさんの写真&文と、その坂を歩くための周辺ガイドマップとで成り立っています。 その坂の成り立ちについてはタモさんの本文でもガイドマップの方でも触れられており、その土地について知らなくても読めます(知ってる方がもっと面白いでしょうけど…)。 東京は恐ろしく坂道が多く、また信じられないほど狭い道が多く、ゆえに想像以上に一方通行や通行禁止が多いため、ハマるとまず確実に迷ってしまう、方向音痴の田舎モンにはおっかない場所です。 私なんぞにとっては坂道を登るのは息苦しいだけで、愛でるなんて余裕はちっともないのですが、それをこうして楽しんでしまうというのはやっぱり心持ちに余裕があるからなのでしょうかね。 こういう自分とは違う視点を見せつけられると、何というか感動してしまいますね。 …でも、これってあまりにもマニアックなシュミの持ち主(日本坂道学会所属の2名)の、マニアックゆえに燃え上がった情熱の結実なんですよね。 雑誌連載が続いたのも、それがこうして単行本になったのも、坂道学会会長(某出版社重役)の権力と、副会長タモさんの知名度があってこそ、なのは確かでしょうけど、それでもこんなマニア本が発売されて、そこそこ話題にもなったって、スゴいことだと思いますです。ええ。 ![]() タモリのTokyo坂道美学入門 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
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最終更新日
2005年01月03日 22時48分23秒
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