先日の日記にも書いたのですが、木曜日は当直でした。地方の公立病院ですので、ERなどあるはずもなく、やってくる内科系の救急患者さんはすべて僕が診ることになります。木曜日の晩ということもあり、開業の先生方がお休みを取っていることが多く(もちろん開業の先生方は往診など積極的にこなされているのですが・・・)、いつもより患者さんの数は多いように思います。医師には診療応招義務というものが存在し、医師法第19条1項にも『
診療に従事する医師は,診察治療の求めがあった場合には,正当な事由がなければ,これを拒んではならない』と定められています。これが曲者で、とりあえず片っ端から診ていくのですが、風邪症候群の初期症状のような方から、風前の灯のような方、あるいはもうすでに硬くなって死体反応が出てしまっている方など様々です。中には『本当にこの人を診なけりゃいけないの~』というようなときもあるのですが、先の条項により泣きながら診ています。
で、この間の当直はかなりきつく、入院患者さんこそなかったものの外来が途切れることはありませんでした。半分ぼろぼろになりながら5時過ぎに就寝したと思ったら6時前には喘息発作の患者さんが・・・。ほとんど眠ることもできず翌朝はそのまま外来に入ってしまいました。午後からは回診や検査などを一通りこなしてやっと終わったのが午後7時過ぎ・・・。今までよくこんな感じでやってこられたものだなぁ・・と感心してしまいます。結局金曜日と土曜日の日記は書く気力・体力もなく自宅で轟沈していました。南無~。
当直についてはいろんなエピソードがあるので、またそのうちに出てくることもあるでしょう。今月は毎週当直が入っているので大丈夫かなぁ・・・と先のことを心配しています(^^;;