テーマ:お国ことばで話しませんか♪(6)
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先日、ブログで「怖いもの」について書きました。へびがダメな人、ごくあまコーヒーがダメな人・・・いろいろいました。で、そのとき私、テーマを「お国言葉で話しませんか」にしていてカテゴリも「方言、お国言葉」にしてました。
ところが・・・ん?どのへんがお国言葉?・・・という内容で終始しています。 そうです。書き忘れたのです。言わんとしていたことを。 それに気付いたときのショックときたら・・・嗚呼、大ボケ。 私が子供の頃過ごした岩手県沿岸北部ではおばけのことを『あんもっこ』と言っていました。『あんもうこ』とか『もっこ』とか言う地域もあるみたいです。 「くらぐなってきたがら、はあ、家さ入んねえば『あんもっこ』ぁ来るぞ」(訳:暗くなってきたから、もう家に入らないとおばけがでるよ) という具合につかいます。漠然とした「おばけ」なんだけど『あんもっこ』というそのもや~んとした、でもなんだかおどろおどろしげな響きが怖かったあの頃。 その『あんもっこ』、実は蒙古襲来に由来しているという話をきいたことがあります。「あっ!蒙古だ」→「あっ、もうこ」→「あんもうこ」という感じなのでしょうか。 蒙古襲来といえば、鎌倉時代にモンゴル帝国を築いたチンギス・ハーンの孫のフビライが中国大陸で「元」を築き、さらに朝鮮半島の高麗を支配、その勢いに乗って日本にも手をのばしてきた「元寇」といわれるものです。 文永の役、弘安の役の2回に渡りのべ18万もの兵が襲いかかったものの、暴風雨に見舞われて退却した・・・という話が有名ですよね。 そのときの蒙古の襲撃がよほど怖かったせいで「あんもっこ」なる方言ができたのでしょうか。 ん?でも襲撃されたのはたしか九州のほうだったような・・・。それが遠く離れた岩手で方言として残っているって・・・。 そのときその状況を知る人が岩手のほうに流れてきて住むようになり、方言になって残っているのか。 それとも、やっぱりそのときの襲撃のすごさを共に後世に伝えるためにあえて「あっ!蒙古」を方言として採用(?)したのか。 お国言葉もなんだか歴史浪漫を感じますねえ♪ みなさんのお国では、おばけのこと何ていいますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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