テーマ:ひとりごと(15340)
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今日は母の四十九日だった。朝から雨も風も強くて、大荒れだった。
一般的には今日までは家にいて、行きたかったところに行き、会いたかった人に会いに行くといわれている。母はどの辺を旅してきたのだろうか。 だけど時折、籐の椅子の背もたれに頭を向けてじっと目を閉じている愛猫にゃあさんを見ていると、今膝の上にいるのかな・・・なんて思ってしまう。 葬儀のときに百か日の法要まで済ませているので、家族と、牧場主の両親と、それから夜に友人のMさんがお花を持ってお参りしてくれた。母の大好きだった百合の花の香で、祭壇が充たされた。 これから母はずっと会いたかった、先に雲の上にいる人たちに会うのだろう。 小学校に入るときにランドセルを買ってくれた従兄弟や 畑仕事を一緒にした伯母や 自分の腕に抱くこともなく天にいってしまった息子たちや 手づくりのノートを何冊も作ってくれた優しい長兄や 父親と母親。 たくさん話をして、たくさん笑ってほしい。 私もまた、この鼓動が打つのをやめて雲の上への階段をのぼるとき 自分の逢いたかった沢山の魂に 胸をはって土産話ができるように 今日からまた、歩いていこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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