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若い頃、「赤」が好きで洋服や靴やかばん、アクセサリーもけっこういろいろ持っていた。
若さゆえの自惚れもあったのか、赤のもつエネルギーに負けないくらいのパワーもあったのか、大好きな色だった。 それがいつの頃からか、まったく身につけなくなった。 「赤」に吸い取られそうになるからだ。なんだかどんどん自分のエネルギーをもっていかれ、疲れてしまうようになったのだ。 だんだん黒とか紫とかが多くなった。 歌舞伎の助六が頭に巻いているとおり、「紫」は昔から高貴な色であるとともに、病気平癒に用いられた色。 今でも大好きな色だけど、やっぱりなんとなく弱っている自分を包んで癒してくれる感じがする。 それが最近、「今なら赤もいけるんじゃないか」と思えるようになってきた。 自分の目に「光」が戻ってきたのを感じる。 朝起きたときに背伸びと深呼吸をしたり、 昼の空き時間にウォーキングをしたり、 いままでにないくらい鏡を見るようになって毎日お化粧して、 いろんなことが自分のなかで消えそうになっていたエネルギーの補充に繋がっているのかもしれない。 日々の仕事も、前よりずっと楽しくなったし、いろいろ考えてするようになった。 気がつくと笑っていることが多くなった。 なんだか死んだ魚みたいだった目に力が戻ってきた。 内側から元気になってきた今だったら、「赤」に負けない気がする。 色は不思議だ。 心の在り様を映す鏡のようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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