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昨日は明け方近くからごっさり雪が降ってどんどん積もり、朝の5時から牧場主は除雪に出て行った。
なんとなくお察しのとおり、朝の搾乳は私一人である。今年もまたそんなシーズンがやってきた。 もう何度、そんな冬を過ごしただろうか。 搾乳が終わり、牧場主が帰ってくるまで今度は雪かきである。 「敷地が広くていいですね~」なんていわれたりするけど、ちっともいいと思わない 夏は草が伸びに伸びるし、冬は泣けちゃうくらいに雪かきに時間がかかる。 でもいい運動にはなるな、よし、がんばってこの雪をかくことこそ、明日の美へとつながるのだ・・・なんて自分に言い聞かせつつ、ママダンプで牛舎のまわりを雪かきする。 だけどしばらくして、ふと思う。 美しくなる前に、私の上腕二頭筋および三頭筋は雪の重みという負荷によって、長渕さんばりにパンプアップしちゃうんじゃなかろうか・・・ だってなんだかもう、乳酸が出てるの感じるもん 雪の季節は、自然に筋トレ出来ちゃう北国いわて 今日、家畜市場でときどき会う家畜商のおじさんが自分のうちで取れた新米をもってきてくれた。「はせがけして完全自然乾燥だから、うまいぞ」といいながらお米の袋を渡し、事務所のソファにどっかと腰を下ろした。 今月の15日で64歳になるけど、もう牛を積んで東京に行ってくるのもけっこう疲れるとか、今こういう牛は高いとか安いとか、珈琲を飲みながらいろんな話をした。 「ところで、おかあちゃん何歳になんの?」 「え?私ですか?41ですけど・・・。」 「いちばんいいときだな。女は40くらいが一番いいの」 「え~、そうですか~。」 「だけどなあ、45過ぎたらガタガタとダメだ。」 「あらら・・・あ~、もう時間ないですね~。」(もう!あげたりさげたり!) 「まずな、今一番いいときだから!まだまだいけるぞ!」 「あ~、じゃあがんばらなくちゃ~。」(って、何をだよ!) 牛をとりまく人々によって、自然に筋トレされちゃう私の心・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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