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2022.01.09
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2022年1月9日
★★★★
年末に井上夢人の「風が吹いたら桶屋がもうかる」を読んでみて、年始に最初に読むのは岡嶋二人と決めていたのですが、さぁ手元にある3冊の中からどれにしようかと迷ったが、岡嶋二人は短編以外はシリーズものは殆ど書かなかったのだがその中で唯一の長編ものの「眠れぬ夜」二部作の後編の本作を前作の「眠れぬ夜の殺人」以来、約6年半ぶりに読んでみることにした。

時効の壁を乗り越え、殺人犯を追う男の執念――「なぜ僕の家が狙われたんだ」16年前、押込み強盗に両親と妹を殺されたプロボウラー草柳は、偶然見付けた盗品のボールに犯人の手掛りをつかんだ。時効が成立した事件の犯人を逮捕できるか? 密命を帯びた菱刈率いる「捜査第0課」は、盗聴、変装、囮捜査と手に汗握るスパイ大作戦で、解決不能な難事件に挑む!『眠れぬ夜の殺人』に次ぐ、珍しい長編シリーズ第二作。1989年刊行。(Amazon紹介文引用)

年始の仕事初めの5日からすき間時間に読み進めての読後感はやっぱり岡嶋二人の小説は読みやすいし、面白い。本作は捜査0課シリーズの二部作であり、解説で法月倫太郎氏が書かれていたが岡島二人の実質的な最後の作品となったようだ。
内容的には16年前に家族全員を殺害されたプロボウラーの草柳が、時効(現在では重罪では無くなっている)が成立してしまった後に事件の真相に繋がる証拠品を発見する。だだ当時の担当刑事など警察に訴えても時効になった事件では動きたくても動けない。仕方なしに自ら証拠品の足取りを追って行くうちに犯人らしきものが見えてくるがその後の草柳の取った行動が…。
菱刈が引いる捜査0課のメンバー3人の完璧な捜査から真犯人をつきとめていく展開は気持ち良く、お見事の一言である。二部作で終わってしまったのは本当に残念でならない。
井上氏の相棒であった徳山氏が昨年78歳で亡くなっているが冥福を祈りたいと思います。素晴らしい作品をありがとう。





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最終更新日  2024.05.03 18:56:01
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