カテゴリ:読書レビュー(誉田哲也)
![]() 2024年6月17日 ★★★★ 昨年出発された「ジウ」シリーズの最新作であるが、最初の「ジウ」3部作は私が読書を趣味にする切っ掛けを作ってくれた思い入れのある作品のため、本作を読む前に先週先に「歌舞伎町セブン」読んでおいたので、このシリーズの大枠な流れは把握し、準備万端で読んでみることにした。 生きながらにして臓器を摘出された死体が発見された。東弘樹警部補らは懸命に捜査にあたるが、二ヶ月が経っても被害者の身元さえ割れずにいた。一方、陣内陽一の店「エポ」に奇妙な客が集団で訪れた。緊張感漂う店内で、歌舞伎町封鎖事件を起こした「新世界秩序」について一人の女が話し始める。「いろいろな誤解が、あったと思うんです」――。各所で続出する不気味な事件。そして「歌舞伎町セブン」に、かつてない危機が迫る……。(Amazon内容紹介より) まぁ、いきなりグロテスクなシーンの描写が描かれていてダジろいたが、誉田作品では姫川シリーズにも同様なシーンがあり、ある程度の心構えがあったので、なんとかスルーできたが、想像してしまうのでなかなか慣れません…。 内容は陣内をメインとした歌舞伎町セブンのメンバーと新世界秩序(NWO)、東弘樹警部補とが再び絡みう形で、またまた最高に面白い展開で一気読みでした。日本の中国との外交政策に関係してくる政治的に絡んだ展開は、そこまでいくのか?そこまでやっちゃうの?という驚きながら進むノンストップの展開にページをめくる手が止まりませんでした。最後の東弘樹警部補の落ち込みようには正直同情ものですが、あなたがいない本シリーズはありえないので、エールを送りたいと思います。 ジロウの片目が本当に失明したのかや小川の抜けた穴など、今後の歌舞伎町セブンがどうなるのか、心配だがまだまだ続いて欲しいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.17 10:23:07
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