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カテゴリ:盛岡の風景
昨晩から県都盛岡では雪が降り、今朝の積雪は26センチ達しました。ひと晩でこれだけ積もるとは驚きましたが、本日は気温が2桁に達したこともあり、道端の雪は溶けて川になって流れていきました(by キャンディーズ)。されど今後1週間の予報は雪だるまがいくつも出ており、季節の春を実感するのはもう少々先のようです。
渋民彷徨の続きです。昨日ご覧いただいた宝徳寺の近くに、石川啄木に関わる品々を展示した「石川啄木記念館」がありますが、その敷地内に旧渋民尋常小学校校舎が保存されています。 保存されている校舎は1884(明治17)年に建てられた校舎です。それから29年後の1913(大正2)年に松内分教場として移築され、その後公民館になりましたが、老朽化のため1967(昭和42)年に取り壊されることになりました。 しかし捨てる神あれば拾う神あり。石川啄木が学び、そして代用教員としても過ごした校舎であることから取り壊しをまぬがれ、石川啄木記念館の敷地内に移築されました。 (築126年の学び舎。幾人巣立ったのでしょう? -盛岡市玉山区渋民 H22.2.21-) 中に入ると、すすけた匂いが鼻につきます。広々した1階から軋む階段を上ると、2階には教室が2つありました。一方の部屋は教室の様子が復元されており、2人組の机が並んでいます。中央にはとって付けたような支柱が3本。日がさしているのに暗く感じたのはふすまのせいでしょうか?あるいは照明のある事が当たり前になってしまったからでしょうか? 1階には暖を取る場所が2つありました。それぞれ男子・女子とあることから想像すると、男女別々の火鉢だったのでしょう。ちょっとその光景を想像してしまいました。 (床の節目からは1階が見えました) 渋民彷徨、石川啄木「一握の砂」の一首を載せて幕といたします。 かにかくに渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひでの川 1年前のメニュー・・・「462)盛岡散歩 小野松一里塚」 2年前のメニュー・・・「198)宮脇氏の見た栃木県 帝林社宅前」 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月05日 21時27分11秒
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