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カテゴリ:岩手の風景
雛祭りの2日後に某みちの駅を訪れたところ、入口正面に飾ってあった雛人形の片付けの最中でした。そういえば「雛人形を早くしまわないと結婚が遅くなる」という迷信がありますが、「鯉のぼりを早くしまわないと結婚が遅くなる」というのは聞かないですね。しまうのが早かろうが遅かろうがする人はするし、せん人はせんのですが。
そろそろ冬の天気のおさらいを始めたお天気コーナーも散見されますが、本日ご覧いただく岩手県は冬晴れの旧宿場町です。 以前「私的岩手通史の旅」で遠野市(旧宮守村)の金取遺跡をご覧いただきましたが、遺跡から眼下をを見下ろすと達曽部(たっそうべ)の町並みが一望できます。達曽部は遠野街道の宿場町だったとことです。ちなみに資料によっては「たっそべ」と読まれているものもありました。 (ツララの下がる午後の宿場町 -遠野市宮守町達曽部 H22.1.17-) 遠野街道は盛岡から大迫(現花巻市)を経て梨ノ木峠越えて達曽部に至り、更に遠野を経て仙人峠経由で釜石と、界木(さかいぎ)峠経由で大槌とを結んでいました。釜石ルートは現在の国道396号線がおおよそのルートのようです。 現在の国道396号線は達曽部地区をバイパスで抜けていきますので、達曽部地区は静かなたたずまいとなっています。メインストリートはバイパスに変わりましたが、住民の生活区域は変わらないので、域内には達曽部・達曽部宿等のバス停があります。旧宿場町に由来するのでしょう、「宿橋」というバス停もありました。 達曽部とは耳に心地よい響きです。地名辞典で調べたら「立障辺(たつそうべ)=岩肌の立ちふさがる渓谷」に由来するそうですが、立障辺という地名だったら当店でご覧いただくことは無かったかもしれません。 (愛車がよく滑った達曽部バス停付近 -遠野市宮守町達曽部 H22.1.17-) 宿場町の入口に車を停めのんびりと歩いてみたいものですが、あくまで生活道路ですから、見慣れないおっさんが歩いていると不審がられそうです。 1年前のメニュー・・・お休みでした 2年前のメニュー・・・「199)春 出張( たび)の空から」 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月06日 20時42分11秒
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