2007/02/11(日)01:01
ヒトクイマジカル(西尾維新)
戯言シリーズの6冊目になる,西尾維新の「ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹」(2003)を読んだ。
これが初めて読む戯言シリーズというより初めて読む西尾維新。
シリーズものの途中から読むと後悔することはわかっていたのだが,なにしろ図書館にきれいな本があったもので……(笑)
位置的には最終話(ネコソギラジカル,3冊)の直前ということもあって,始めに読む本として意外と「ツボ」だったような気もするが,まあ「邪道」であることに変わりはなく,登場人物について知らなくてもいいことを知ってしまったような気も……
このシリーズは各作品のつながりが強そうなので,今回はあまりまともな感想は書けないが,「おもしろかった」とまず書いておこう。
トリック以外のおもしろさは,おもに言葉遊び,他の作品(マンガが多いようだ)へのさりげない言及,独特の世界観の3点にありそうだが,他の作品への言及は,出夢が「西園伸二……じゃあ,ねえぜ」という場面でニヤニヤしたものの,なかなかついていけずつらいものがあった(笑)
このシリーズは,いずれにせよ最初から(あるいはおきて破りで飛び飛びに,笑)読んでいくことになると思うので,「ヒトクイマジカル」について改めて書くことがあるかもしれないが,今回はこれくらいで。
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