|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
テーマ:ミステリはお好き?(1450)
カテゴリ:森博嗣
短編集としては,「まどろみ消去」(日記は→こちらから)に続いて,
森博嗣の「地球儀のスライス」を読んだ。発行順としては,S&Mシリーズが終わり,Vシリーズが始まった頃の作品になる。 小鳥の恩返し(The Girl Who was Little Bird) 「鶴の恩返し」的な結末になりそうな雰囲気をもたせつつ,でも,森作品の場合「お伽話」で終わるはずはゼッタイにないことを再確認。 事件の「真犯人」はわかりやすい。 片方のピアス(A Pair of hearts) 恋人トオルから双子の弟サトルを紹介されたカオルは,サトルがトオルという人間から一切の装飾を剥ぎ取ってしまった人格と感じられる。 ほぼ予想通りの展開で,不審な火事とそこに残された死体。 この作品は,そこから先が違った。最後に「自分がトオルなのかサトルなのか,曖昧だった。」とあるが,いったいどっちなんだろう? 森博嗣にとっては,多分どちらでもいいのだろうな(笑) 素敵な日記(Our Lovely Diary) これはすごい! 何がすごいかっていうと仕掛けが全然わからなかったこと,さらに,わかってみると,髪の長い若い女の人影,一番高そう,(日記なのに)車のトランクに載せて,語る,聞くなどなど伏線だらけであったこと。う~む!! ちなみに,キーワードは「おやすみ」だろう。 僕に似た人(Someone Like Me) まあ君が犬で,そのお母さんが若い飼い主であることはわかったのだ。 しかし,黒い服を着て,ネクタイをして,白い髪のまあ君のお父さんや,最後のマンションの階数の意味は全くわからなかった。 短編の解き明かしを次作の冒頭でやるっていうのはあり?? なんと,最初の部分で萌絵のすんでいるのが21階だということを思い出さされ,まあ君がトーマ,お父さんが執事の諏訪野だとやっとわかった。 ノーヒントでわかるほどの萌絵ファンではありません(笑)!!! 石塔の屋根飾り(Roof-top Ornament of Stone Ratha) 萌絵が大学4年生の雪の日。時期的にはS&Mシリーズの最終話終了後と考えてよいと思う。 実体が捜査一課の刑事たちによる萌絵ファンクラブであるTMコネクションを,西之園捷輔本部長,佐々木睦子県知事夫人,犀川,喜多,国枝が乗っ取る形で会合をもち,犀川の提示する「石塔に関する謎(解答は故恭輔博士の仮説による)」に各自の推理を披露していく。 TMコネクションの別名を「黒窓の会(Banquets of the black windows)」としていることや,「典型的な執事」がいること(というか,しっかり正解しているし!)から,アイザック・アシモフの「黒後家蜘蛛の会(The Black Widowers)」を意識しているのは間違いないだろう。 最後のオチにはとっても笑えました。 その2(→こちらから)に続きます。 次の日記も読ませていただきました。 死季彩歌★別館(咲哉1227さん) TVで見た(tvwatcherさん) cascadeのたわごと(cascade0920さん) 仕事以外の記録みたいなもの(surumeyakiさん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君さん) * bookmarker's bookshelf *さん 森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/18 09:30:40 PM
[森博嗣] カテゴリの最新記事
|
|