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テーマ:時代小説がダイスキ(480)
カテゴリ:読んだ本(時代)
連作短編集である,
高橋克彦の「春朗合わせ鏡」(2006)を読んだ。時代は直接書いてはいないが,田沼意次の死後で,倹約令が厳しいということから,寛政の改革の頃だろう。 登場人物の出方が,やや唐突なところがあり,「○○シリーズ」とは銘打っていないが,きっと関連作品があるのだろうと調べたところ,どうやら「だましゑ歌麿」→「おこう紅絵暦」に続く作品だったようだ(笑) 主人公が仙波一之進ではなく絵師の春朗なので,いわゆるスピンオフ作品かもしれない。 主人公の絵師は腕が良く,相棒は美貌(男)で腕が立ち,与力は正義感が強く,居候は心がおおらかで……と登場人物が「できすぎ」の感もあるが,その分安心して読むことができた。 以下は,半分は自分用の(笑),各話のメモです。 「女地獄」 絵師でありながら,北町奉行所吟味方筆頭与力仙波一之進の手先(専業ではなく,特に今回は春朗のほうから持ち込む事件が多かった)も務める春朗が,火盗改めが仕切る寄場で陰間が殺された事件を通じて蘭陽と知り合う。 「父子道」 お庭番である父清七が自分を嫌っている春朗に唐突に助けを求め,春朗と蘭陽が桐生に行き,三井の倉に火付けをして松山藩の窮地を救うことに。 清七は脚の骨を砕いてしまい,以降葛飾で暮らすようになった。 「がたろ」 大川端のぼろ小屋がに住んでいて,大雨で流されそうになったがたろが,春朗の居候に。北町奉行所から大黒屋への反物横流し事件の途中で,春朗が勝川派の兄弟子と仲直りをする。 「夏芝居」 春朗と蘭陽とがたろが新宿に行き,田舎武士にだまされた娘の無念を晴らす。 春朗は絵の腕は見せたものの,事件全体から見ると道化まわしでけっこう笑えた。 いのち毛 がたろが筆と硯の問屋の旦那に戻ることになる途中で,春朗は筆作りの名人銀蔵と昵懇になる。 「虫の日」 蘭陽を連れて葛飾に帰った春朗は,近くの農家に小屋を借りている父から,妻おふみの従妹の嫁いだ骨董屋壺半が蘭人との禁制の商いに関わっているらしいと聞かされる。 江戸湾の様子や江戸城内の見取り図を異人に売りつける企みで仙波一之進も出馬。壺半も出入りの長崎屋も禁制の商いとは関係なかったことがわかる。 「姿かがみ」 新しい子どもが生まれることになった春朗は,中島伊勢の養子になることをほぼ決意する。一之進,おこう,左門,お由利,春朗の父,がたろを迎えた月見の宴の前に、春朗と蘭陽は,中島伊勢が30年前恋仲だったおゆきに与えた鏡で脅されている事件を解決する。 「だましゑ歌麿」,「おこう紅絵暦」も読まずにはいられない雰囲気なので,登場人物をフリーページにまとめてしまった(笑) 時代,場所,登場人物などをフリーページの高橋克彦メモ(春朗合わせ鏡)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 高橋克彦の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (高橋克彦)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 時代小説(←関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 いろんなことを忘れないために(dai583さん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/02/10 06:00:31 PM
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