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【広島】ベテラン松山竜平がサヨナラ打「鹿児島にいる、じいちゃんばあちゃん。俺やったよ！」３位返り咲き

8/17(水) 22:26
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スポーツ報知

延長１１回２死二塁、松山竜平が左中間サヨナラ二塁打を放ちナインから祝福される　（カメラ・馬場　秀則）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　広島１×―０中日＝延長１１回＝（１７日・マツダスタジアム）

　広島が、サヨナラ勝利を飾った。

　九里、高橋宏の投手戦で試合が進んだ。九里は９回も無失点に抑え、２年ぶりの完封勝利の権利を手にしたが、裏の攻撃で打線が得点を奪えず延長戦に突入。

　０―０の延長１１回１死で磯村の右前安打、韮沢の犠打で２死二塁とすると、相手投手は藤嶋から根尾にスイッチ。代打・松山がコールされ、初球を捉え左中間への適時二塁打でサヨナラ勝利。お立ち台では「とにかく抜けてくれ、と思っていた。コロナで抜けてしまった選手たちのため、今日良い勝ち方ができた。また、明日からもチーム一丸となって。若い選手もすごく頑張っている。僕もベテランとして皆を引っ張っていけるように頑張っていきたい。鹿児島にいる、じいちゃん、ばあちゃん、オレ、やったよ！」と喜んだ。

報知新聞社




息詰まる投手戦を制したのは我らが広島東洋カープでした。今日も一丸となって戦い、勝利しました。今日の勝ちも大きいですね。

先発の九里投手は１回表２アウト１、２塁で中日木下選手をセンターフライに打ち取り、ピンチをしのぎました。

４回表１アウト１、２塁で中日レビーラ選手を空振り三振、続く中日土田選手をライトフライに打ち取り、ピンチをしのぎました。

５回表は２アウト２塁で中日平田選手を打ち取りました。九里投手はランナーを背負いながらも要所を抑える粘りのピッチングを展開しました。結局９回134球を投げて４安打５奪三振１四球で無失点に抑えました。まさに気迫のピッチングで、９回熱投でした。出来れば九里投手に勝ちを付けてあげたかったですが、今日のピッチングはチームを鼓舞する、投手キャプテンとしての役割を十分果たせたと思います。

延長１０回表は２番手の栗林投手が３者凡退に抑え、１１回表は３番手のターリー投手が２アウトから中日平田選手にヒット、続く中日阿部選手に四球を与えて１、２塁のピンチを迎えましたが、続く中日ビシエド選手をショートゴロに打ち取りました。

打線は中日先発の高橋投手に対し、３回まで５三振を喫し、４回までパーフェクトに抑えられました。

今日もノーヒットノーラン、完全試合の危機が訪れるのかと思い始めた５回裏、先頭のマクブルーム選手がライト前ヒットで出塁。危機は回避できました。が、後続が倒れ無得点。

７回裏は先頭の矢野選手がヒットで出塁も２盗に失敗して得点出来ませんでした。しかし、中日先発の高橋投手はすごいピッチャーですね。ストレートとスプリットのコンビネーションが抜群ですし、制球力も安定していますので、手のつけようがありません。将来は日本球界を代表するピッチャーの１人になるのは間違いないでしょう。敵ながらアッパレです。

８回から延長１０回までは、中日のロドリゲス投手、祖父江投手、谷元投手の継投に１人もランナーを出せませんでした。

そして、０－０で迎えた延長１１回裏、中日５番手の藤嶋投手に対し、１アウトから磯村選手がレフト前ヒットで出塁し、代走に曽根選手が送られました。続く今日プロ初スタメンの韮澤選手が送りバントを決めて２アウト２塁としました。中日はここで６番手に根尾投手に代わりました。続く代打の松山選手が初球を叩き、左中間へタイムリー２ベースを放ち、１－０でサヨナラ勝ちをおさめました。今日の試合、苦しんでしのぎ、苦しんでしのいでのサヨナラ勝ちだけに、この１勝は大きいですね。

これでチームは今季７度目のサヨナラ勝ちで借金は２となり、読売と入れ替わり３位に浮上しました。あと残り３２試合、１つも負けられません。

今日は韮澤選手がプロ初スタメンで８番セカンドに入りました。守備では１つ悪送球がありましたが、好守備もあり、先発の九里投手をもり立てました。１１回の攻撃では貴重な送りバントも決めて、チームの勝利に貢献しました。あとはプロ初安打を待つだけです。

明日のカープの先発は野村投手です。継投になりますが、６回目指して全力でいって欲しいですね。中日は松葉投手です。明日は堂林選手、マクブルーム選手、會澤選手がキーマンになりそうですね。