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カテゴリ:社会
東日本大震災のあの日から13年
あの日の衝撃は今でも忘れられない 津波の恐ろしさは観念的にはわかっていたが、あの日見せつけられた圧倒的な津波の恐ろしさは想像を絶していた流されていく車や家屋の目を覆うばかりの破壊力はテレビの画面越しにも感じられた 多くの被害を残して13年が経つ 死者・行方不明者は2万2222人を数え 避難者は2月1日現在、2万9328人ということである 被災者の方々には この13年間をどのような気持ちで過ごしたか想像するだけでも胸が痛む 更に 今日の高知新聞の記事を読み心の痛みがいや増した 「東北被災者9千人、63億円滞納 災害援護資金、返済重く」 災害援護資金は、震災で家が壊れたり、世帯主が負傷したりした一定の所得未満の世帯に最大350万円を貸す制度である 給付ではなく貸与であるため、返済が必要な制度である この制度により救われた多くの人々がいる一方、今でもその返済が負担としてのしかかっている人々がいる現実である 所得の低い人々が精いっぱい日々を暮らしていた その中で災害にあい、それまでの生活が破壊される 必死に立ち上がろうとする人々に支援が行われ 何とか立ち直りを迎えた人々に尚も返済が重くのしかかる 被災された低所得者や高齢者の心情やいかばかりだろう 未だ様々な形で支援が行われているものの、まだまだ痛みを癒し切れていない現実が有る もともと低所得の人への支援金なので、給付にすれば良いと私は思う これは奨学金制度についても同じである 貧困により子どもたちの希望を奪うことがあってはいけないのは言うまでもないだろう 3月11日に改めて考える 私たちは何を希望に生きていくのか 大地震を恐れ暮らす必要など無いのであろうが出来る限りの対策をしていくことを肝に銘じて ブログを書きながら見ているテレビでは 南海トラフ地震の発生確率が不正に水増しされていたとワイドショーで報道されていた このタイミングでこのニュースと驚くとともに このワイドショーの今日の第一の話題は、鳥山明・TARAKO、大谷翔平であったことにも驚いた 比較的社会報道を得意とするこのワイドショーに有って 水増し報道と併せ、3月11日のこの日に伝えるべき順番が大きく違っているのではないだろうか と画面の前で大いに憤っている老人が一人( ´∀` ) その後 同系列の昼のワイドショーでは1時間きっちり震災から立ち上がる人々を特集していたことに一先ず安堵( ´∀` ) 3月11日は東日本大震災の話題を取り上げる そのことを安直な発想と云う莫れ いかに安直で横並びの報道と批判が有ろうとも、伝えていかなければいけないことは報道としても心して欲しいと思うのは私ばかりの感傷ではないと思うのであるが 風化してはいけないと思いつつ さりながら 時は流れていく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.12 00:10:08
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