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カテゴリ:漢方・東洋医学・アロマ・まこも
「インフルエンザには麻黄湯ですよね」
「葛根湯持ってますか?」 「葛根湯ならあります」 「葛根湯2包内服してください」 漢方でインフルエンザといえば麻黄湯ですので、外来では麻黄湯を処方しますが、外来に来れない場合には葛根湯を2倍内服して代用していただきます。 葛根湯や麻黄湯の主な薬効成分エフェドラは、覚醒剤のアンフェタミンと構造式が(誘導体)似ておりますので、中枢および末梢神経を刺激して、痛みを緩和することが期待できます(治癒力・免疫力に関しては不明)。 麻黄の入っている漢方薬は、麻黄湯(1日量麻黄5.0g)、葛根湯(麻黄3.0g)、小青竜湯(麻黄3.0g)、越婢加朮湯(麻黄6.0g)、ヨク苡仁湯(麻黄4.0g)、麻杏甘石湯(麻黄4.0g)、防風通聖散(麻黄1.2g)、五積散(麻黄1.0g)、麻杏ヨク甘湯(麻黄4.0g)、五虎湯(麻黄4.0g)、麻黄附子細辛湯(麻黄4.0g)、などが処方可能です。 交感神経が刺激されて基礎代謝が上がるので、ダイエット効果もあります。 えっ?、ダイエットにはどれが使えるのかって?、一般的にメタボには防風通聖散ですが、かつて米国でダイエット薬として使用されたエフェドラの効果(基礎代謝を高める)が目的ならば、麻黄湯がお勧めです(麻黄5.0g=エフェドラ:23.3mg/日含有)。 えっ?、のりPみたいに逮捕されないのかって?、エフェドラはアンフェタミンと構造式と作用は似ておりますが、別物ですので逮捕されることはありません。 ただし、米国では、エフェドラは2004年からサプリメントへの使用は禁止されておりますので、米国に持っていくと逮捕されるかもしれません。危険危険。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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