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カテゴリ:少数民族
那坡縣(NAPO)にはチワン族の他に、黒チワン族、大板ヤオ族、ランテンヤオ族、白イ族、紅イ族が住む。
1ヶ月ほど前にも那坡縣を訪れていて、白イ族が住んでいる達臘村(DALA)を訪れたことがあった。その時に村の中をちょっと歩いてみたのだけれど、民族衣装を着た人は誰もいなく、しかも小雨が降っていおり、1枚の写真も撮れずに引き返したのだった。 その後、那坡の町で偶然白イ族のお婆さんに会い、写真を撮らせてもらうことが出来、今回その写真を持って達臘村を再訪した。 達臘村は那坡の町からバスで30分ほど。曲がりくねった道路を上った山の上の方にある。バスを降りたらちょうど村人が歩いていたので、お婆さんの写真を見せ、彼女の家を教えてもらった。この先の道路沿いの所にあるらしい。 教えてもらった家に行ってみたが、残念ながらお婆さんは不在とのこと。仕方ないので、イ族の民族衣装を見たいのだと切り出すと、家の中から持って来てくれた。せっかくなのだから、「民族衣装を着ている写真を撮りたいのだが・・・」とお願いすると、あっさりOKの返事。前回訪れた時は、村人とそんなコミュニケーションを取ることは出来なかったが、今回お婆さんの写真を持って訪ねたのが正解だったようだ。 着替えを待つ間、持ってきたヒマワリの種を食べることにする。周りにいた人にも分けてあげると、「開水(沸かした水)」だと言ってコップを渡された。まあ、日本でいう「お茶をどうぞ」といったところ。せっかく出してくれたんだからと、コップに口をつけ一口飲む。 ん?水じゃない。これは酒だ。 聞いてみると、トウモロコシから作った酒だという。おお、今日は酒まで出してくれるのかと感動。このお酒、日本でいう焼酎のようなもので、いわゆる蒸留酒。自家製だから少し煙臭さがある。アルコール度数は15~20%といったところか。 それから民族衣装を着た写真を撮っていると、隣の家のオバサンも民族衣装を着て現われ、写真を撮ってくれと頼まれた。そして近所の人も集まり、撮影会となってしまった。まあ、これも仕方ない。こういう機会はまず無いから、有難く写真を撮らせてもらうことにして、後日その写真をあげる約束をした。 写真を持って再びこの村に来るのは勘弁してもらい、私が泊まっている那坡の町の宿に彼女達の写真を預けることにした。全部で20枚くらい。1枚10円くらいだから、たかがしれている。それよりも、彼女達に喜んでもらえる方が、私にとっては嬉しい。 町へ戻るバスを待つ間、村の小さな店でビールを買い飲んでいた。やはり、ここでも村人に囲まれることに。日本から来たんだというと、「おおー!」という感じで皆驚くのが面白い。そして怪しい中国語で村人と会話する。そんなことをしていたもんだから、バスが来たのにも気づかず逃してしまった。おっと・・・。 その後、三輪車(バイクの後輪を取って座席付荷台をつけたもの、タイのトゥクトゥクと同様)が来たので、それに乗り町まで戻った。前回は片道5元と言われ払っていたけど、今回は3元だった。うーん、前回はぼられていたのだねー。ようやく、今日村人の仲間入りが出来たのだろうか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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