071722 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

EasyJazz

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011.10.22
XML
カテゴリ:JAZZ
少々ご無沙汰いたしました。
各地への出張が立て込み、この記事のためにじっくり聴く時間がとれず、間が開いてしまいましたね。ごめんなさい。

そうこう言っているうちに、ここUKは、朝晩ともめっきり冷え込んできて、昨日の朝は摂氏3.5度でした。日本では既に真冬の気温でしょうか。

さて、今日はJazzファンのみならず、Sting や Jeff Beckのファンの方にもおなじみのピアニスト、Jason Rebelloの登場です。

非常に許容範囲の狭い僕的には、このピアニストへの挑戦については少々気後れがあったかも知れません。

ただ、以前にもご紹介したJulian Josefのアルバムでの競演や、テナーのTommy Smithとの競演などを少しだけ耳にしており、これは只者ではないぞ、との思いはありました。

「Next Time Round」 Jason Rebello Onion (US) 1999年

Orlando Le Fleming Bass
Jason Rebello Arranger, Piano
Mark Turner saxophone
Jeremy Stacey Drums, Producer
Jeff "Tain" Watts Drums

1. Whole In One
2. Kenny's Song
3. Justin Time
4. Nothing Special
5. Next Time Aound
6. Jerusalem
7. Oh Unique Halloween
8. I Hear A Rhapsody
9. Closeness
10. By George
11. It's Not Easy
12. Round Midnight

Jasonは、南部イングランドのSurryというところで1969年に生まれています。
21歳のときアルバムデビューを果たすのですが、(A Clearer View,1991年録音)このアルバムをProduceしたのがWayne Shorterで、少なからずShorter色の強い作品だったようです。しかし、このように20歳そこそこからアメリカのビッグネームと競演し、デビューアルバムもShorterのProduceなどという話を聞くと、British Jazzの範疇にとどまるような「玉」ではない、ということがこのような事実から浮かび上がってきます。

残念ながら、Jasonのジャズ以外の記録を聴いた事がまだないのでなんともいえない部分もありますが、100%アコースティックでPure Jazzに挑んだこの作品は非常に聴き応えがあります。すべてのトラックの完成度が非常に高く、また緩急も自在で12トラック一気に駆け抜けて行きます。

一曲一曲についてコメントしていたら大変長いものになってしまいますのでやめておきますが、総合的に言って、Chick CoreaのNow He Sings Now He Sobsのサウンドに近いものがある、一昔前の言葉で言えば、新主流派、あるいはPost Bopのアルバムとして非常に質の高いアルバムと聴きました。(僕的にはサックスなしでもよかったのに・・・)

この録音の後、10年以上彼名義のアルバムは出ていないようですが、Jeff Beckグループの一員としての活動が多忙のようで、ジャズピアニストとしてナイトクラブへの出演もあまりないようです。

ジャズファンとしては、ここら辺がちと寂しいかもしれません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.10.23 03:23:55
コメント(3) | コメントを書く
[JAZZ] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.