Peter Matthews
ここのところ気温は0度近辺で比較的すごしやすい日々が続いています。来週くらいからまた寒くなりそうという予報が出ていますが、大雪だけは勘弁して欲しいな、と思ったりしています。さて、ここ英国には大変良心的なJazz専門のマイナーレーベルがいくつかあるのですが、その中で日本のファンの方々にもおなじみと思われる33Jazzというレーベルがあります。カタログも充実しており、英国アーティスト中心の力作が多いのですが、今日はそのレーベルから一風変わった、でも大変素敵なアルバムを紹介させてください。「Rhythm Rhyme and Ravioli 」 Peter Matthews 33Jazz (UK) 2008年Joan Viskant(vo on 1,4,6,8,10,11)Rachel More(vo 2,5,9,13)Renzo Murrone(vo on 3,7,12)Mick Bishop(p)Andy Hamill(b on 2,5,9,13)Steve Rose(b on 1,3,4,6,7,8,10,11,12)Rod Youngs(ds on 2,3,5,7,12,13)Clark Tracey(ds on 1,4,6,8,10,11)Pat White(tp)Dave Lewis(ts)Chinara Sharshanova(vln)1.Ravioli 2.Next Time 3.Soho 4.I've Been Fooled 5.Toy Boy 6.The Wood 7.I Thought I Knew 8.Too Soon 9.I Feel Good 10.How Sweet Our Love Is 11.You You You 12.Too Bad 13.Goodbye KissリーダーとしてクレジットされているPeter Matthewsという人は、実はこのアルバムのパフォーマーではなく、収録曲すべての作曲、作詞を手がけている、Song Writerなのです。収録曲を見ても分かるように、既知のナンバーがなく、購入には勇気が必要だったのですが、(とはいってもそんなに高価ではなかった…)一聴して小躍りしてしまいました。歴史を揺るがすような「大作」ではありませんが、すべてのトラックが小粋で、しかもすばらしくJazzyなのです。3人の英国で活躍するVocalistを配して、一人一人の個性に配慮した曲作りと、各Vocalistの曲のコンセプトをしっかり理解した解釈によって、極上の品格を持った(少々言い過ぎかも^^;)アルバムに仕上がっていると勝手に思っています。特に英国女性Vocalにはまっている僕としては、参加している2人のVocal、Joan ViscantとRachel Moreは、今後も「追っかけ」が続きそうです…^^