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江戸こぼれ話 笑左衛門残日録

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2021年08月10日
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​​      ​ 浮説 徳川裏史疑隠密秘聞帳  24

​   ​

​       ​種なしかぼちゃの家綱と綱吉、男色の家光
 徳川幕府のお世継ぎに暗雲が垂れこめてきたのです。
  「彦五郎、江戸幕府も、家康、秀忠、家光と順調に世襲をしてきたが、
どうも、三代家光様あたりから、怪しくなってきたのだよ、」
「あっしも聞いたことがありますよ、何でも家光様は女より若い男が趣味で
 女には見向きもせず、美少年が好きだそうですね。」
「そうなのだ、ここにも裏史疑が詰まっているのよ、家宣は20歳で将軍ななり、22歳の時に鷹司孝子を正室にするが、家光は孝子とはそりが合わず、床を一緒にすることはなかったというのだが、本当の原因は家光の衆道趣味だったらしいのだ。家光の周りには、身の回りの世話をする若い男のお小姓が何人もいて、家光はそのお小姓に「お手付き」をしていたのだよ、寵愛を受けたお小姓の中には、名は伏せるがね、大名にまで出世した者もいたんだよ。
 男色は禁断の愛ではあるが、男色は、武家社会に限らず、
 女不足の中にあって衆道は、珍しいことでもなかったのだ、
  家光だけじゃない、5代将軍綱吉にも男色の疑いがあるね、
 側用人柳沢吉保の屋敷に学問の講義だと言い、58回も、将軍自ら家臣の屋敷を訪ねる(御成)を行っているのだよ、柳沢吉保は530石の下級武士から15万石の大名へ、大出世をしている。これが男色のお陰と疑われても致し方ないだろうよ、」
 「そうでございますか、では、ご隠居、今夜はあっしと褥をともにいたしましょうか」
 「ばか、衆道ってえのは若い男に限るんだよ、、
 ところでな、家光様が男ばかり相手していたのでは、徳川家の世継ぎが望めないと、春日局が奔走したのだよ。
 男色趣味の家光に、若衆めいた美貌の女を探して、家光に側室として推挙したのだ。
大奥一番の美人といわれた、お振、浅草寺の境内で見初めたお楽、公家の娘お万、
そのかいあって、家光は5男一女をもうけたのである。
 ところがその家光も47歳で脳卒中で急死してしまったのだ。
 その時、まだ、世継ぎの家綱は11歳だったのだよ、
家綱は、それから三十年間も徳川将軍として君臨していたのだが、無論、11歳の子供では
幕政などできず、家光時代からの老中たちが幕政を握っていたのだよ、
 家綱は政治になど関心を示さず、老中の言うがままなので、「左様せい様」と、揶揄されていたそうだ。
 その家綱にも子が産まれず、家綱の弟の子の綱吉が五代将軍になるのだが、
その綱吉にも生類憐みの令で動物を大事にしたのだが、子には恵まれなかったのである」
「するってえと、家綱さま、綱吉様とも正室も側室もいて、大奥じゃあの手この手で、美女をあてがってたんでしょうにね、羨ましいかぎりでございますよ、それで子ができねえんじゃ、間違いなく種無しかぼちゃでございますね。」
「そうじゃのう、だが、徳川の将軍の悲運はまだ続くのだよ」
「ご隠居、だがこの話には裏史疑がありませんな、種無しかぼちゃにされちまったのはたのは誰かが仕組んだ罠だとか、、、」
「そこまで疑うと、徳川暗黒の裏史疑になりそうじゃのう、、」
  つづく 朽木一空
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最終更新日  2021年08月10日 10時30分06秒
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