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江戸こぼれ話 笑左衛門残日録

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2021年08月12日
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​        ​ 浮説 徳川裏史疑隠密秘聞帳  25


     

     将軍在位3年9ケ月の短命政権、6代徳川家宣
 
 5代将軍綱吉には嗣子がなく、家光三男の綱重の長男であった家宣が、
綱吉の養子となり、将軍後見職として江戸城西の丸に入城していました。
 徳川綱吉が死去し、48歳の時に家宣は将軍となったが51歳で急死しました。
人間50年と言われた時代ですから短命ではないのですが、将軍在位はわずか、3年9か月の短命政権でありました。
 5代将軍綱吉は死の床にあってもなお、家宣に生類憐みの令を継続するように命じたのですが、家宣は、綱吉が亡くなると、七日後に生類憐みの令の廃止を命じ、生類憐みの令等で理不尽な処罰を受けていた者たちを赦免したのです。その人数8千人を超えたと言われております。
 家宣は、5代将軍徳川綱吉の元禄政治の修正を行い、綱吉の側用人として権勢を振るってきた大老格の柳沢吉保を解任し、甲府藩時代から寵愛(ちょうあい)し、小姓だった真鍋詮房を昼夜片時も離れずに仕事をさせ、その忠勤ぶりに詮房のことは特に信頼していたので、絵将軍になるや、老中格側用人として傍に置いた。
 その詮房を緩衝剤として、老中とは距離を置き、自らの考えた政策を押し進めようとしていたのでございます。そのことが災いしたのかどうか、徳川家宣は、わずか三年と9か月後51歳で急死したのでございます。 
 2代続けて世継ぎに恵まれなかった、徳川家であったが、
 6代将軍家宣には嗣子がいたのですが、まだ3歳と2か月でありました。
「ここに裏史疑がぎっしり詰まっているのよ。
 まず、急死した家宣は暗殺されたのではないかという疑いだ、
家宣が死ねば、世継ぎは3歳の家継しかいない。さすれば、幕政は操り人形の将軍家継なので側用人と老中の思いのままになるという寸法だ。
 御三家の尾張徳川家は3歳の子供では幕政は無理とだと、尾張徳川家の吉通を家継の世子とし、将軍の座に座らせるための画策をしていたのだ。
 いずれにしても、徳川幕府家宣の御用人真鍋詮房、そして、将軍待機として幕政の運営に関与ていた新井白石、尾張徳川家にとっても、家継が早く死んでくれれば自分たちが幕政を握り意のままにできるという、そろばん勘定があったのだよ、」
「幕府の中も一筋縄ではいきませんな、家臣や御三家にまで死を望まれていたんじゃ家宣様も安心して寝てはいられませんなあ」
 「そうよ、家宣急死の裏には将軍世継ぎ争いが隠されていたのだよ、無論、その裏にはあの忍びの者が関わっていたことは十分考えられるのだ。」
 
  つづく 朽木一空
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最終更新日  2021年08月12日 10時30分05秒
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