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NHKダーウィンでブラジルの草原に棲むオオアリクイの事を取り上げていた。
蟻塚の白蟻を突き出た口吻から伸びる60センチもある長い舌を駆使して巣穴の奥を舐め擦り回して食べるのだ。 しかし食べる量は然程多くない。 人間換算にするとお茶碗一杯分の量、白蟻100匹程度しか食べないのだ。 白蟻は一日の内凡そ5000匹生まれて来るので大した痛手ではない。 爪で穿たれた穴は一時間位で修復されるのだ。 オオアリクイ自体は群れたり、つるんだりと団体行動には出ない。 常に個人行動。 雨季は日中に行動し、乾季は夜に行動する。 何故かと言えばごはんの量が少ないので、体温調節が出来ないのだ。 丸でカッコウ! 平均体温は33度。 人間だって36度はあるのに。 無理な食事制限している若い女でも35度位なのに。 昼の暖かい内に木漏れ日の中で昼寝をする。 大きな尻尾を枕にして眠る。 これで背景に溶け込むのだ。 赤ん坊はお母さんが一年中背負っているのだ。 天敵の猛禽類だって飛び交っているのに、何故安全なのだろう? 首元から肩に掛けて長い線の模様が親子共にあるのだ。 それが親子共に同化させているので鷲やジャガーにも気付かれ難い。 鋭利な鉤爪がジャガーですら死に至らしめる事だってあるという。 そんなオオアリクイにも縄張りがあるようだが、そこでは争いが起こることもなく、みんな一緒に蟻を食べ始めてしまってるのだ。 争わないのだ。 ふえー。 これじゃあ丸で引き籠りニートそのものじゃないか。 ニートは貧相で質素な食生活をしてるから、体温もそれ程上がらない。一日一食だって有り得るのだ。 それ故に行動範囲も小さくなり引き籠り勝ちとなる。 食い物も最低限なので争う気力もない。 まあニート(引き籠り)の親も過保護だしなあ。 オオアリクイから学ぶ事は多い。 ニートになる条件が揃っている。 詰まり平和であると言うことは世界中がニートになることだ。 欲張らなきゃ、争いも起こらず角も立たず、平和でいられる。 オオアリクイって素晴らしいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.29 04:04:16
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