ドクダミ
本日ご紹介するのは「ドクダミ」。湿った陰地に群生する多年草で、踏んだりして傷つけると、本種独特のにおいがします。花弁のように見える4枚の白い部分は「苞」と呼ばれる葉で、本当の花には花弁や萼片がなく、黄色味を帯びた雄蕊と白く見える雌蕊が集まった花序を形成しています。本種は、生の全草には特有の悪臭があり、毒が溜まっているという「毒溜め」の名から変化したという説や、日本の三大民間薬の一つとしても挙げられ、古来より解毒薬として用いられており、和名も毒をだめにするという意味の「毒ダメ」が訛ってドクダミになったという説があります。また、薬だけでなく食用としても用いられています。ドクダミ Houttuynia cordata コショウ目ドクダミ科 2024年6月2日 東京都調布市緑ケ丘2丁目 みんなの森