テーマ:今日のこと★☆(106232)
カテゴリ:中国古典
君子の交わりは淡きこと水の若し 「君子之交淡若水」『荘子』 「君子」というのは、立派な人物という意味で、イギリス人の言うジェントルマンがこれに近いかもしれない。 「君子」の反対が「小人」でこれはつまらぬ人間といったくらいの意味である。 『荘子』のことばは、つぎのようなに対になっている。 「君子の交わりは淡きこと水の若し。 小人の交わりは甘きこと醴の若し」 君子の交際のしかたが水のように淡々としているのに対し、小人の交際のしかたは甘酒(體)のようにべたべたしているというのだ。 べたべたしたつき合いがなぜまずいのか。 すぐあきがきて、長続きしないからである。 くっつくのも早いが、別れるのも早い。 その点、水のように淡々とした交わりは、いつまでもあきがこないので、長続きするというわけだ。 良好な人間関係を築こうとするなら、君子の交わりを心がけたほうがよいのかもしれない。 中国古典一日一言 守屋洋先生著より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 20, 2022 08:18:12 PM
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