カテゴリ:学
その富を成す根源は何かといえば、 仁義道徳、正しい道理の富でなければ、 その富は完全に永続することができぬ。P2 己れを責めて人を責むるな。P4 不自由を常と思えば不足なし、 心に望み起らば困窮したる時を思い出すべし。 勝つこと計りを知りて、 負くることを知らざれば、害その身に至る。P4 人間は 天命にしたがって行動せねばならぬものである。P7 いかに人が神に祷ればとて、 仏にお頼み申したからとて無理な真似をしたり 不自然な行為をすれば、 必ず因果応報はその人の身の上に廻り来るもので、 到底これを逃れるわけにゆくものでない。P8 心情の正しからざるものは 何となく眼に曇りがあるが、 心情の正しいものは、 眼がはっきりとして淀みがないから、 これによってその人のいかなる人格であるやを判断せよ/孟子 P9 視は単に外形を肉眼によって見るだけのことで、観は外形よりも更に立ち入ってその奥に進み、 肉眼のみならず心眼を開いて見ることである。P9ラスト いかに外部に顕れる行為が正しく見えても、その行為の動機になる精神が正しくなければ、 その人は決して正しい人であるとは言えぬ。P10 行為と動機と、満足する点との三拍子が揃って正しくなければ、 その人は徹頭徹尾永遠まで正しい人であるとは言いかねるのである。P10 争いを強て避けぬと同時に時期の到来を気長に待つということも、 処世の上には必要欠くべからざるものである。P14 自然的逆境に立った場合には、 第一にその場合に自己の本分であると覚悟するのが唯一の策であろう。P23 まず天命に安んじ、おもむろに来るべき運命を待ちつつたゆまず屈せず勉強するがよい。P23 世の中のことは多く自働的のもので、 自分からこうしたいああしたいと奮励さえすれば、大概はその意のごとくになるものである。P23 余り進むことばかりを知って、分を守ることを知らぬと、飛んだ間違を惹き起すことがある。P25 得意時代だからとて気を緩さず、失意の時だからとて落胆せず、 常操をもって道理を踏み通すように心掛けて出ることが肝要である。P26 大小に拘わらずその性質をよく考慮して、 しかる後に相当の処理に出るように心掛くるのがよい。P27 小事必ずしも小ではない、世の中に大事とか小事とかいうものはない道理、 大事小事の別を立ててとやかくいうのは、畢竟君子の道であるまい。 故に大事たると小事たるとの別なく、 およそ事に当っては同一の態度、同一の思慮をもってこれを処理するようにしたいものである。P29 小なる事は分別せよ、大なる事に驚くべからず/水戸黄門光圀公 P29 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/08/08 07:52:26 PM
コメント(0) | コメントを書く
[学] カテゴリの最新記事
|