前職辞職に当たって・・・
あまり、私生活を暴露するな!! という声が出てる中・・・ 面白ネタを思い出してしまったら、 ついつい書き込んでしまいたくなる症候群に 侵されてしまってます。 今回は、私の前職、警察官を辞める時の出来事について・・・ 約8年間、勤めた警察を辞める決心をして、 上司に掛け合い、いろいろ説得をしてもらいながらも私の意志は固く、 頑固にやめることだけを話して、上司に承諾していただき、 30歳になった年に、辞職致しました。 理由は、やりたいことが他にあったから・・・。 価値観の違いですね。 安定より、自分のやりたいことを選ぶ。 そのときはすでに結婚もし、1歳になる長男もいました。 たいがいの人に、 「何考えとんやぁ・・・」 「せっかくここまで勤めたのにぃ・・・」 「大丈夫なんかぁ?」 などなど、たくさんの同情の声を頂きましたが、 私(本人)は、全く問題に思ってなく、 むしろ、気分は晴れ晴れしていました。 そんな中、やめる直前まで同僚には話をしておらず、 いきなり朝礼で前に出て、やめることを告げたので、 みんな一様に驚いてくれ、 励ましの言葉などをかけてくれました。 で、同じ部屋だった後輩達が送別会をしてくれることになり、 みんなで夜の街に繰り出しました。 その日は結構アルコールも進み、 宴も二次会・三次会へと、流れて行き, 夜の流川を、本当の水のように流れまくりました・・・。(笑) 盛り上がりは最高潮で、 何軒目かの飲み屋(スナック)で、 カラオケタイムになりました。 私も自慢のノドを震わせて、 何曲も何曲も、気分良く歌っていました。 後輩達も私を送るのにふさわしい歌を わざわざ選んで、いろいろ歌ってくれました。 「あぁ~あ、今日は気分がエエワイ!!」(笑) と、喜んでるときに、 後輩の一番下の子が、なにやらカラオケを申し込みました。 「おっ! なに歌うんやぁ・・!!」 と、話したのもつかの間・・。 別の後輩がいろいろ話し掛けてきたので、 彼の歌が余り耳に入らず、 時間が過ぎて行きました。 いろんな会話にマッチしたような バックミュージック・・・。 と、その時、 あるフレーズに来たとき、私は耳を疑いました・・・。 私の可愛がってた後輩が 私の送別会で歌ってる曲・・・。 これまでいろいろ小走りに使いながら可愛がってきた。 たまには説教もたれてやった・・・。 ときには練習でいじめてやった・・・。 そんなに可愛がってやった後輩が・・・。(ん? 全然かわいがってないじゃんかぁ・・って?・苦笑) 私の耳に入ってきた歌・・・ それは・・ ♪ わぁかぁれぇましょーう わたしかぁらぁ! (別れましょう わたしから) きえまぁしょおぅ あなたぁかぁらぁ!・・・ ♪ (消えましょうあなたから) そうです! 大黒摩季の名曲! 『別れましょう私から 消えましょうあなたから・・・』 だったのです!! 「おぉ~!! うまいねぇ・・!! (ぱちぱちぱちぱちぱち・拍手) えぇどぉーー えぇどぉーー!!」 と、盛り上がったのもつかの間、 まわりの他の後輩達も、その歌詞が耳に入った瞬間、 一瞬凍りついたように、 私と、その歌を歌ってた後輩の顔を見比べていました・・・。 私はしばらくアルコールのせいで状況がつかめず・・・。 「ん? どしたん・・?」 て感じでしたが、 ある後輩が、 「いやぁ・・ うたがぁ・・」 それでもまだ彼は気持ちよさそうに歌ってる・・・。 私はまた肝心なフレーズに来たとき・・・ ♪ わぁかぁれぇましょーう わたしかぁらぁ! (別れましょう わたしから) きえまぁしょおぅ あなたぁかぁらぁ!・・・ ♪ (消えましょうあなたから) 「んん?? お前何歌っとんじゃぁ!! どういう意味じゃいそれ!!」 かれは、しばらくたって、 自分が何歌ってるのかハタと気付き・・・。 「あぁーーー!! すっすみませーーーん!!」 と、慌ててマイクをおいた!! ながれつづけるメロディー-・・ 耳から離れない、 “別れましょう私から・・・ 消えましょうあなたから・・・” の、彼の歌声・・・。 一瞬の緊張感から一気に爆笑の渦へ!!(爆) 「おんどりゃぁ!! ズーッとわしのことそう思っとったんかい!!」 「いぃーーえぇーー!!おもってませーーん!」 「じゃぁなんじゃいその歌はぁ!!」 「いやぁ・・これ、 いつもカラオケ行ったら歌う歌なんで、 ついつい何も考えずにいれてしまいましたぁ・・」 周りのみんなもそのしどろもどろの彼を見て またまた爆笑!! 私も今日は無礼講!!と、 心を大きくして、せっかくの送別会ですから、 寛大に許しました(笑) まあ、一応けじめとして・・・ 彼の頭に大きな“タンコブ”が一つ・・・ 私の彼への、お世話になったお礼として、 丁重にお渡ししました・・・(笑) 良い仲間に恵まれて、 とても楽しかった前職時代でしたが、 最後の最後まで楽しませてもらいました。